八重むぐら
しげれる宿の
さびしきに
人こそ見えね
秋は来にけり
やへむぐら
しげれるやどの
さびしきに
ひとこそみえね
あきはきにけり
Дикие травы
Густо в доме растут.
Какая печаль!
Никого! Одна только осень
В гости приходит сюда.
Данное стихотворение взято из ант. «Сюисю» [140] («Песни осени»). В предисловии к нему указана тема: «Осень пришла в руины дворца Кавара-но ин».
桜散る
春の山べは
うかりけり
世をのがれにと
来しかひもなく
さくらちる
はるのやまべは
うかりけり
よをのがれにと
こしかひもなく
Печалюсь я весною, наблюдая,
Как опадают
С горных вишен лепестки.
А я ведь поселился здесь, спасаясь
От горестей мирских.

我が宿の
そともに立てる
楢の葉の
茂みにすずむ
夏は来にけり
わがやどの
そともにたてる
ならのはの
しげみにすずむ
なつはきにけり
В разгаре — лето,
Даже густая сень дубов,
Что за калиткою
Приюта моего,
Желанной не даёт прохлады.
* В оригинале: Пришло лето, когда в моём саду в тени дубов прохладно! (а вне тени — нет)
秋といへば
契りおきてや
結ぶらむ
浅茅が原の
けさの白露
あきといへば
ちぎりおきてや
むすぶらむ
あさぢがはらの
けさのしらつゆ
Рано утром
Росою покрылось
Поле
Мелкого тростника,
Настала осень...
* Мелкий тростник (асадзи или кая) — дикорастущее многолетнее растение из семейства рисовых, высотой около 60 см. В те времена им зарастали огромные просторы. Рос
(иногда специально высаживался) и в садах. Поэтический образ, часто встречающийся ещё в «Манъёсю».

わぎもこが
旅寝の衣
うすきほど
よきて吹かなむ
夜半の山風
わぎもこが
たびねのころも
うすきほど
よきてふかなむ
よはのやまかぜ
Любимая сейчас в пути,
И холодно ей ночевать
В ее одежде легкой.
О горный ветер, прошу тебя,
Её не трогай, мимо пролети!

春の日の
長柄の浜に
舟とめて
いづれか橋と
問へど答へぬ
はるのひの
ながらのはまに
ふねとめて
いづれかはしと
とへどこたへぬ
Остановив свой челн
У берега Нагара,
Я спрашивал:
Где через реку мост?
Ответа не было...

苔の庵
さして来つれど
君まさで
帰るみ山の
道の露けさ
こけのいほり
さしてきつれど
きみまさで
かへるみやまの
みちのつゆけさ
Пришёл я к хижине,
Покрытой мхом,
Но не нашёл тебя,
И возвращаюсь я ни с чем
Горной тропой, росою увлажнённой.

いにしへを
思ひやりてぞ
恋ひわたる
荒れたる宿の
苔の岩橋
いにしへを
おもひやりてぞ
こひわたる
あれたるやどの
こけのいははし
Каменный мост,
Покрытый мхом,
Заброшенный приют...
Смотрю на них
И с грустью вспоминаю о былом...

あさちはら
ぬしなきやとの
桜花
心やすくや
風にちるらん
あさちはら
ぬしなきやとの
さくらはな
こころやすくや
かせにちるらむ


山吹の
花のさかりに
ゐてにきて
このさと人に
なりぬへきかな
やまふきの
はなのさかりに
ゐてにきて
このさとひとに
なりぬへきかな


松影の
いはゐの水を
むすひあけて
夏なきとしと
思ひけるかな
まつかけの
いはゐのみつを
むすひあけて
なつなきとしと
おもひけるかな
Воды зачерпнув
Из ключа между скал
В тени сосен,
Всяк, должно быть, подумает:
Лето не задалось...
* Холодно потому что
やへむくら
しけれるやとの
さひしきに
人こそ見えね
秋はきにけり
やへむくら
しけれるやとの
さひしきに
ひとこそみえね
あきはきにけり
Дикие травы
Густо в доме растут.
Какая печаль!
Никого! Одна только осень
В гости приходит сюда.
Включено в антологию Огура хякунин иссю, 47.

(Перевод по книге «Сто стихотворений ста поэтов»: Старинный изборник японской поэзии VII—XIII вв./ Предисл., перевод со старояп., коммент. В. С. Сановича; Под ред. В. Н. Марковой. — 3-е изд., доп. и перераб. — М.-СПб.: Летний сад; Журнал «Нева», 1998. — 288 с.)
いたつらに
すくる月日を
たなはたの
あふよのかすと
思はましかは
いたつらに
すくるつきひを
たなはたの
あふよのかすと
おもはましかは


荻の葉も
ややうちそよく
ほとなるを
なとかりかねの
おとなかるらん
をきのはも
ややうちそよく
ほとなるを
なとかりかねの
おとなかるらむ


もみち見に
やとれる我と
しらねはや
さほの河きり
たちかくすらん
もみちみに
やとれるわれと
しらねはや
さほのかはきり
たちかくすらむ


昨日より
けふはまされる
もみちはの
あすの色をは
見てややみなん
きのふより
けふはまされる
もみちはの
あすのいろをは
みてややみなむ


今よりは
紅葉のもとに
やとりせし
をしむに旅の
日かすへぬへし
いまよりは
もみちのもとに
やとりせし
をしむにたひの
ひかすへぬへし


あまの原
そらさへさえや
渡るらん
氷と見ゆる
冬の夜の月
あまのはら
そらさへさえや
わたるらむ
こほりとみゆる
ふゆのよのつき


さをしかの
友まとはせる
声すなり
つまやこひしき
秋の山へに
さをしかの
ともまとはせる
こゑすなり
つまやこひしき
あきのやまへに


たねなくて
なき物草は
おひにけり
まくてふ事は
あらしとそ思ふ
たねなくて
なきものくさは
おひにけり
まくてふことは
あらしとそおもふ


なにはえの
あしのはなけの
ましれるは
つのくにかひの
こまにやあるらん
なにはえの
あしのはなけの
ましれるは
つのくにかひの
こまにやあるらむ


世の中に
あやしき物は
雨ふれと
大原河の
ひるにそありける
よのなかに
あやしきものは
あめふれと
おほはらかはの
ひるにそありける


我とはは
神世の事も
こたへなん
昔をしれる
すみよしのまつ
われとはは
かみよのことも
こたへなむ
むかしをしれる
すみよしのまつ


ひきて見る
子の日の松は
ほとなきを
いかてこもれる
ちよにかあるらん
ひきてみる
ねのひのまつは
ほとなきを
いかてこもれる
ちよにかあるらむ


おく山に
たてらましかは
なきさこく
ふな木も今は
紅葉しなまし
おくやまに
たてらましかは
なきさこく
ふなきもいまは
もみちしなまし


旧里を
こふるたもとも
かわかぬに
又しほたるる
あまも有りけり
ふるさとを
こふるたもとも
かわかぬに
またしほたるる
あまもありけり


香をとめて
訪ふ人あるを
菖蒲草
怪しく駒の
すさめざり鳬
かをとめて
とふひとあるを
あやめくさ
あやしくこまの
すさめざりけり


植ゑ置きし
主人はなくて
菊の花
おのれ獨ぞ
露けかりける
うゑおきし
あるじはなくて
きくのはな
おのれひとりぞ
つゆけかりける


鏡山
こゆる今日しも
春雨の
かき曇りやは
ふるべかりける
かがみやま
こゆるけふしも
はるさめの
かきくもりやは
ふるべかりける


岩代の
杜のいはじと
思へども
雫に濡るゝ
身をいかにせむ
いはしろの
もりのいはじと
おもへども
しずくにぬるる
みをいかにせむ


住吉の
浦風いたく
ふきぬらし
岸うつ波の
こゑ志きるなり
すみよしの
うらかぜいたく
ふきぬらし
きしうつなみの
こゑしきるなり


一卷に
ちゞ黄金を
こめたれば
人こそなけれ
聲は殘れり
ひとまきに
ちぢのこがねを
こめたれば
ひとこそなけれ
こゑはのこれり


いなり山
みつの玉垣
うちたゝき
我ねぎ言を
神もこたへよ
いなりやま
みつのたまかき
うちたたき
われねぎことを
かみもこたへよ

??
誰にとか
池のこゝろも
思ふらむ
そこに宿れる
松の千年を
たれにとか
いけのこころも
おもふらむ
そこにやどれる
まつのちとせを


逢事は
まばらに編める
いよ簾
いよ〳〵人を
侘びさする哉
あふごとは
まばらにあめる
いよすだれ
いよいよひとを
わびさするかな


都にと
いそぐかひなく
大島の
灘のかけぢは
鹽みちにけり
みやこにと
いそぐかひなく
おほしまの
なだのかけぢは
しほみちにけり


霜枯や
楢の廣葉を
やひらでに
さすとぞ急ぐ
神のみやつこ
しもかや
ならのひろばを
やひらでに
さすとぞいそぐ
かみのみやつこ


月の入る
山のあなたの
里人と
こよひ計は
身をやなさまし
つきのいる
やまのあなたの
さとひとと
こよひばかりは
みをやなさまし


都なる
ひとの數には
あらずとも
秋の月見ば
思で出でなむ
みやこなる
ひとのかずには
あらずとも
あきのつきみば
おもでいでなむ


我宿の
物とだに見ば
秋の夜の
月夜よしとも
人に告げまし
わがやどの
ものとだにみば
あきのよの
つきよよしとも
ひとにつげまし


松蔭の
岩井水を
結上げて
夏無年と
思ひける哉
まつかげの
いはゐのみづを
むすびあげて
なつなきとしと
おもひけるかな


くれなゐに
色とる山の
梢にそ
秋のふかさも
先しられける
くれなゐに
いろとるやまの
こずゑにそ
あきのふかさも
さきしられける

*5先しられぬるイ
わかるれと
かけをはそへつ
ますかゝみ
年月ふとも
思ひ忘るな
わかるれと
かけをはそへつ
ますかかみ
としつきふとも
おもひわするな


草しけみ
庭こそあれて
年へぬれ
忘れぬ物は
秋のしら露
くさしけみ
にはこそあれて
としへぬれ
わすれぬものは
あきのしらつゆ


うこきなき
岩ほにねさす
うみ松の
千とせをたれに
波のよすらん
うこきなき
いはほにねさす
うみまつの
ちとせをたれに
なみのよすらん


東路に
春やきぬらん
近江なる
岡田の原に
若なつむ也
あづまぢに
はるやきぬらん
あふみなる
をかたのはらに
わかなつむなり


たか世より
いかなる色の
夕へとて
秋しも物を
思ひそめけん
たかよより
いかなるいろの
ゆふへとて
あきしもものを
おもひそめけん