まとゐして
見れどもあかぬ
藤波の
たたまく惜しき
今日にもあるかな
まとゐして
みれどもあかぬ
ふぢなみの
たたまくをしき
けふにもあるかな
Никогда не наскучит нам,
Вместе собравшись,
Любоваться волнами глициний.
Как жаль, что подходит к концу
Радостный праздник!
* Волны глициний — постоянный поэтический образ. Песня сложена на Празднике глициний, который отмечали в 14-й день 3-й луны.
おぼつかな
野にも山にも
白露の
なにごとをかは
思ひおくらむ
おぼつかな
のにもやまにも
しらつゆの
なにごとをかは
おもひおくらむ
О белая роса!
Не понимаю, почему
Ты увлажняешь всё вокруг —
И горы, и поля —
Осеннею порой?

葛の葉に
あらぬわが身も
秋風の
吹くにつけつつ
恨みつるかな
くずのはに
あらぬわがみも
あきかぜの
ふくにつけつつ
うらみつるかな
Как лист плюща от ветра
Вывёртывается наизнанку,
Так от жестокости твоей
Укором обернулась
Моя любовь.

今来むと
たのめつつふる
言の葉ぞ
常磐に見ゆる
もみぢなりける
いまこむと
たのめつつふる
ことのはぞ
ときはにみゆる
もみぢなりける
«Приду», — сказала ты,
Вселив надежду в сердце,
Но вижу: листья слов твоих
Окрасились в багрянец
И более уж не меняют цвета!

逢ふことを
はつかに見えし
月影の
おぼろけにやは
あはれとは思ふ
あふことを
はつかにみえし
つきかげの
おぼろけにやは
あはれとはおもふ
Как жаль, что ты
Словно луна,
Которая,
Едва на небосклон взойдет,
Скрывается за облаками!

天の原
そことも知らぬ
大空に
おぼつかなさを
歎きつるかな
あまのはら
そこともしらぬ
おほそらに
おぼつかなさを
なげきつるかな
В бескрайнее небо
С тоскою смотрю,
Но даже и там
Не видно тебя.
Не шлёшь и вестей!

春ゆきて
秋までとやは
思ひけむ
かりにはあらず
契りしものを
はるゆきて
あきまでとやは
おもひけむ
かりにはあらず
ちぎりしものを
Со мной простилась ты
Ещё весной,
Пообещав вернуться вскоре,
Но вот уж осень, и навстречу
Лишь гуси дикие летят!

水の上の
はかなき数も
思ほえず
深き心し
底にとまれば
みづのうへの
はかなきかず
もおもほえず
ふかきこころし
そこにとまれば
Искать твоей любви —
Что числа на воде писать,
Так уж не думаю я ныне,
Когда на чувства нежные мои
Ты наконец откликнулась.

都より
雲の八重立つ
奥山の
横川の水は
すみよかるらむ
みやこより
くものやへたつ
おくやまの
よかはのみづは
すみよかるらむ
Наверное, в Ёкогава,
В глубинах гор,
Окутанных густыми облаками,
Вода чиста
Столице не в пример.

秋の夜の
あかつきがたの
きりぎりす
人づてならで
聞かましものを
あきのよの
あかつきがたの
きりぎりす
ひとづてならで
きかましものを
Лишь сменит
Ночь осеннюю рассвет,
Послушал бы живые голоса сверчков,
А здесь, увы,
О них лишь песни!

わかるれは
心をのみそ
つくしくし
さしてあふへき
ほとをしらねは
わかるれは
こころをのみそ
つくしくし
さしてあふへき
ほとをしらねは


世の人の
およはぬ物は
ふしのねの
くもゐにたかき
思ひなりけり
よのひとの
およはぬものは
ふしのねの
くもゐにたかき
おもひなりけり


織女の
うらやましきに
天の河
こよひはかりは
おりやたたまし
たなはたの
うらやましきに
あまのかは
こよひはかりは
おりやたたまし


昔より
名たかきやとの
事のはは
この本にこそ
おちつもるてへ
むかしより
なたかきやとの
ことのはは
このもとにこそ
おちつもるてへ


いつしかと
君にと思ひし
わかなをは
のりの道にそ
けふはつみつる
いつしかと
きみにとおもひし
わかなをは
のりのみちにそ
けふはつみつる


かげ見えて
汀にたてる
白菊は
をられぬ浪の
花かとぞみる
かげみえて
みぎはにたてる
しらきくは
をられぬなみの
はなかとぞみる


見しかども
誰とも知らず
難波潟
波の夜にて
歸りにしかば
みしかども
たれともしらず
なにはかた
なみのよるにて
かへりにしかば


月影に
身をやかへまし
哀れてふ
人の心に
入りて見るべく
つきかげに
みをやかへまし
あはれてふ
ひとのこころに
いりてみるべく


翅似得群栖浦鶴
心應乘興棹舟人



早晩と
君にと思し
若菜をば
法道にぞ
今日は摘みつる
いつしかと
きみにとおもひし
わかなをば
のりのみちにぞ
けふはつみつる


昔をば
卦けじと思へど
如此許り
恠しく目にも
水泪哉
むかしをば
かけじとおもへど
かくばかり
あやしくめにも
みつなみだかな


みやこより
雲の上まで
山の井の
横川の水は
すみよかるらむ
みやこより
くものうへまで
やまのゐの
よかはのみづは
すみよかるらむ
В колодце гор,
Что достают до облаков,
Вдалеке от столицы
Воды реки Ёгава чисты,
И жизнь там, стало быть, хороша.
Примерный перевод

宮人の
心をよせて
さくら花
をしみとどめよ
ほかに散らすな
みやひとの
こころをよせて
さくらはな
をしみとどめよ
ほかにちらすな


今よひさへ
よそにやきかむ
我ための
天河原は
わたる瀬もなし
こよひさへ
よそにやきかむ
わがための
あまのかはらは
わたるせもなし


白露は
わかしめゆひし
花なれと
ほかにをきては
しつ心なし
しらつゆは
わかしめゆひし
はななれと
ほかにをきては
しつこころなし


ふる程も
なくて消ぬる
白雪は
人によそへて
かなしかりけり
ふるほども
なくてきえぬる
しらゆきは
ひとによそへて
かなしかりけり


から衣
なれぬる人の
別には
袖こそぬるゝ
かたみともみよ
からころも
なれぬるひとの
わかれには
そでこそぬるる
かたみともみよ

*5かたみともみめイ
心して
霜のをきける
菊の花
千世にかはらぬ
色とこそみれ
こころして
しものをきける
きくのはな
ちよにかはらぬ
いろとこそみれ


かくはかり
まつちの山の
時鳥
心しらてや
よそになくらん
かくはかり
まつちのやまの
ほととぎす
こころしらてや
よそになくらん


旅衣
いかてたつらんと
思ふより
とまる袖こそ
露けかりけれ
たびごろも
いかてたつらんと
おもふより
とまるそでこそ
つゆけかりけれ


逢事は
いつにかあらん
あすか河
さためなき世そ
思ひ侘ぬる
あふごとは
いつにかあらん
あすかかは
さためなきよそ
おもひわびぬる


ねられねは
夢にもみえす
春のよを
あかしかねつる
身こそつらけれ
ねられねは
ゆめにもみえす
はるのよを
あかしかねつる
みこそつらけれ


かゝるをも
しらすや有けん
白露の
けぬへき程も
忘やはする
かかるをも
しらすやあるけん
しらつゆの
けぬへきほども
わすれやはする


月ことに
見る月なれと
この月の
こよひの月に
にる月そなき
つきことに
みるつきなれと
このつきの
こよひのつきに
にるつきそなき

Хоть каждый месяц я смотрю на луну, но в этот месяц луна не похожа ни на какую другую луну.
いはてかく
思ふ心を
ほとゝきす
夜ふかく鳴て
きかせやはせぬ
いはてかく
おもふこころを
ほとときす
よふかくなきて
きかせやはせぬ


恋わたる
年はふれとも
天の川
まれにそかゝる
せにはあひける
こひわたる
としはふれとも
あまのかは
まれにそかかる
せにはあひける


吹風の
をとにきゝつゝ
桜花
めには見えすも
過る春かな
ふくかぜの
をとにききつつ
さくらばな
めにはみえすも
すぐるはるかな


思へとも
猶あやしきは
逢事の
なかりしむかし
何思ひけん
おもへとも
なほあやしきは
あふごとの
なかりしむかし
なにおもひけん


いきての世
しにての後の
後の世も
はねをかはせる
鳥と成なん
いきてのよ
しにてののちの
のちのよも
はねをかはせる
とりとなりなん


忘るらん
ことをはいさや
しらねとも
とはぬやそれと
とひしはかりそ
わするらん
ことをはいさや
しらねとも
とはぬやそれと
とひしはかりそ


里にのみ
鳴わたるなる
時鳥
わかまつ時は
なとかつれなき
さとにのみ
なきわたるなる
ほととぎす
わかまつときは
なとかつれなき


ふるからに
とまらす消る
雪よりも
はかなき人を
何にたとへん
ふるからに
とまらすきる
ゆきよりも
はかなきひとを
なににたとへん