蟋蟀
いたくななきそ
秋の夜の
長き思ひは
我そまされる
きりきりす
いたくななきそ
あきのよの
なかきおもひは
われそまされる
О кузнечик в саду!
Не надо, не пой так печально —
ведь сильнее, чем ты,
я тоскую, и скорбные думы,
как осенние ночи, долги…

いつはりの
涙なりせは
唐衣
しのひに袖は
しほらさらまし
いつはりの
なみたなりせは
からころも
しのひにそては
しほらさらまし
Если б слёзы мои
лились не от муки любовной,
разве стала бы я
выжимать рукава украдкой,
в стороне от нескромных взоров?

君を思ひ
おきつのはまに
なくたつの
尋ねくれはそ
ありとたにきく
きみをおもひ
おきつのはまに
なくたつの
たつねくれはそ
ありとたにきく
Услыхав журавлей
в дороге, у берега моря,
вспоминаю тебя.
Ведь не зря они прилетели —
значит, ты еще есть на свете!..
Побережье Окицу находится вблизи Осаки.
なよ竹の
よなかきうへに
はつしもの
おきゐて物を
思ふころかな
なよたけの
よなかきうへに
はつしもの
おきゐてものを
おもふころかな
Так под первым снежком
никнут долу побеги бамбука
до рассветной зари —
в тяжких думах я просыпаюсь,
о разлуке скорой горюя…

あき霧の
立つ野の駒を
ひく時は
心にのりて
君ぞこひしき
あききりの
たつののこまを
ひくときは
こころにのりて
きみぞこひしき


紅葉は
をしき錦と
みしかども
時雨と共に
ふりてこそこし
もみぢばは
をしきにしきと
みしかども
しぐれとともに
ふりてこそこし


人をみて
思ふ思も
ある物を
空にこふるぞ
はかなかりける
ひとをみて
おもふおもひも
あるものを
そらにこふるぞ
はかなかりける


早晩の
ねに鳴き歸り
こしか共
野べの淺茅は
色付きにけり
いつしかの
ねになきかへり
こしかとも
のべのあさぢは
いろつきにけり


君が名の
立つに咎なき
身なりせば
大凡人に
なしてみましや
きみがなの
たつにとかなき
みなりせば
おほよそひとに
なしてみましや


めつらしき
けふのかすかの
やをとめを
神もうれしと
しのはさらめや
めつらしき
けふのかすかの
やをとめを
かみもうれしと
しのはさらめや


君か名の
立つにとかなき
身なりせは
おほよそ人に
なして見ましや
きみかなの
たつにとかなき
みなりせは
おほよそひとに
なしてみましや


いその神
ふりにしこひの
かみさひて
たたるに我は
ねきそかねつる
いそのかみ
ふりにしこひの
かみさひて
たたるにわれは
ねきそかねつる


鴬の
なきつるなへに
かすかのの
けふのみゆきを
花とこそ見れ
うくひすの
なきつるなへに
かすかのの
けふのみゆきを
はなとこそみれ


ふるさとに
さくとわひつる
さくら花
ことしそ君に
見えぬへらなる
ふるさとに
さくとわひつる
さくらはな
ことしそきみに
みえぬへらなる


春霞
かすかののへに
立ちわたり
みちても見ゆる
みやこ人かな
はるかすみ
かすかののへに
たちわたり
みちてもみゆる
みやこひとかな


きみをおもひ
おきつの濱に
なくたつの
たつねくれはそ
ありとたにきく
きみをおもひ
おきつのはまに
なくたつの
たつねくれはそ
ありとたにきく