みかき守
衛士のたく火の
夜はもえ
昼は消えつつ
物をこそおもへ
みかきもり
ゑじのたくひの
よるはもえ
ひるはきえつつ
ものをこそおもへ
Стражей Ограды
Светло пылают огни
Ночь напролёт,
Но наступает день,
И я с ними вместе гасну.
Стихотворение взято из ант. «Сикасю» («Песни любви», книга первая) [224].
Стражи Ограды — гвардейцы, охраняющие ворота дворца государя.
ほととぎす
鳴きつつ出づる
あしびきの
やまと撫子
咲きにけらしも
ほととぎす
なきつついづる
あしびきの
やまとなでしこ
さきにけらしも
С гор,
Распростёршихся вокруг,
Кукушка с песнею летит..
Наверное, уж зацвела
Японская гвоздика...
* Японская гвоздика — один из летних цветов.
いとどしく
思ひ消ぬべし
たなばたの
別れの袖に
おける白露
いとどしく
おもひきぬべし
たなばたの
わかれのそでに
おけるしらつゆ
Сердце сжимается, когда представлю,
Как с милым расстается на заре
Звезда Ткачиха,
Готовая растаять, как роса,
Покрывшая её рукав.
* Растаять, как роса, покрывшая... рукав — постоянный образ слёз, грустных дум, тоски.
秋霧の
たつ旅衣
おきて見よ
つゆばかりなる
形見なりとも
あききりの
たつたびころも
おきてみよ
つゆばかりなる
かたみなりとも
Я знаю, с утренним туманом
Отправишься ты в дальний путь, —
Возьми с собой
Одежду эту
На память обо мне.
* В песне использован двузначный образ — слово тацу выступает одновременно в двух своих значениях: «подниматься» (о тумане) и «отправляться» (в путь).

我ならぬ
人に心を
つくば山
したに通はむ
道だにやなき
われならぬ
ひとにこころを
つくばやま
したにかよはむ
みちだにやなき
Я знаю, есть другой любитель гор,
Что ходит тою же тропою,
Избрать, быть может,
Путь иной,
Чтоб незаметнее добраться до вершины?

いくかへり
咲き散る花を
ながめつつ
もの思ひくらす
春にあふらむ
いくかへり
さきちるはなを
ながめつつ
ものおもひくらす
はるにあふらむ
Сколько уж лет
Встречаю я весну,
Цветенью вишен радуясь, скорбя об увяданье.
Много ли мне еше осталось
Таких весен?

かくばかり
寝であかしつる
春の夜に
いかに見えつる
夢にかあるらむ
かくばかり
ねであかしつる
はるのよに
いかにみえつる
ゆめにかあるらむ
Рассвет весенней ночи..
Не спал я,
И однако ж
Как мог увидеть
Такой чудесный сон?

葛城や
久米路にわたす
岩橋の
絶えにし中と
なりやはてなむ
かづらきや
くめぢにわたす
いははしの
たえにしなかと
なりやはてなむ
Как будто рухнул
Мост Кумэдзи
В Кацураги...
Ужель любви нашей
Пришел коней?

身をばかつ
小塩の山と
思ひつつ
いかに定めて
人の入りけむ
みをばかつ
をしほのやまと
おもひつつ
いかにささめて
ひとのいりけむ
Но отчего решился ты
Покинуть этот мир
И поселиться у подножия Осио?
Ведь здесь ты тоже не обрел
Душевного покоя.

蘆鴨の
羽風になびく
浮草の
定めなき世を
たれか頼まむ
あしかもの
はかぜになびく
うきくさの
さだめなきよを
たれかたのまむ
Непостоянный скорбный мир!
Как на него надеяться могу?
Он — как плавучая трава,
Что путь меняет свой
От взмаха крыльев дикой утки.

水茎の
跡に残れる
玉の声
いとども寒き
秋の風かな
みづぐきの
あとにのこれる
たまのこゑ
いとどもさむき
あきのかぜかな
Когда перебираю старые песни,
Кажется мне, будто слышу
Шум водопада,
И холодом веет
Осенний ветер.

榊葉の
霜うちはらひ
かれずのみ
住めとぞ祈る
神の御前に
さかきばの
しもうちはらひ
かれずのみ
すめとぞいのる
かみのみまへに
Иней стряхнув
С неувядающего дерева сакаки,
Молю богов,
Чтоб тот, кого люблю,
Меня не покидал.

ちとせまて
かきれる松も
けふよりは
君にひかれて
万代やへむ
ちとせまて
かきれるまつも
けふよりは
きみにひかれて
よろつよやへむ
Пусть срок тысячелетье
И отведён сосне,
Но с сегодняшнего дня,
Для тебя выкопанная,
Протянет десять тысяч!

匂をは
風にそふとも
梅の花
色さへあやな
あたにちらすな
にほひをは
かせにそふとも
うめのはな
いろさへあやな
あたにちらすな


ちかくてそ
色もまされる
あをやきの
糸はよりてそ
見るへかりける
ちかくてそ
いろもまされる
あをやきの
いとはよりてそ
みるへかりける


ちりそむる
花を見すてて
かへらめや
おほつかなしと
いもはまつとも
ちりそむる
はなをみすてて
かへらめや
おほつかなしと
いもはまつとも


なくこゑは
またきかねとも
せみのはの
うすき衣は
たちそきてける
なくこゑは
またきかねとも
せみのはの
うすきころもは
たちそきてける


昨日まて
よそに思ひし
あやめ草
けふわかやとの
つまと見るかな
きのふまて
よそにおもひし
あやめくさ
けふわかやとの
つまとみるかな


女郎花
にほふあたりに
むつるれは
あやなくつゆや
心おくらん
をみなへし
にほふあたりに
むつるれは
あやなくつゆや
こころおくらむ


秋の月
浪のそこにそ
いてにける
まつらん山の
かひやなからん
あきのつき
なみのそこにそ
いてにける
まつらむやまの
かひやなからむ
Осенняя луна
На дне под волнами
Взошла!
А горы, ждущие её
Наверное, останутся ни с чем...

紅葉せぬ
ときはの山は
吹く風の
おとにや秋を
ききわたるらん
もみちせぬ
ときはのやまは
ふくかせの
おとにやあきを
ききわたるらむ
На вечной горе
Токива, что не пожелтела,
В звуках ль
Дующего ветра слышится
И проходит осень?

もみちせぬ
ときはの山に
すむしかは
おのれなきてや
秋をしるらん
もみちせぬ
ときはのやまに
すむしかは
おのれなきてや
あきをしるらむ
На вечной горе
Токива, что не пожелтела,
Олень живущий
Не по своему ли крику
Об осени узнаёт?

もみち葉を
けふは猶見む
くれぬとも
をくらの山の
名にはさはらし
もみちはを
けふはなほみむ
くれぬとも
をくらのやまの
なにはさはらし


秋きりの
峯にもをにも
たつ山は
もみちの錦
たまらさりけり
あききりの
みねにもをにも
たつやまは
もみちのにしき
たまらさりけり


ふゆされは
嵐のこゑも
たかさこの
松につけてそ
きくへかりける
ふゆされは
あらしのこゑも
たかさこの
まつにつけてそ
きくへかりける


わかやとの
雪につけてそ
ふるさとの
よしのの山は
思ひやらるる
わかやとの
ゆきにつけてそ
ふるさとの
よしののやまは
おもひやらるる


あたらしき
はるさへちかく
なりゆけは
ふりのみまさる
年の雪かな
あたらしき
はるさへちかく
なりゆけは
ふりのみまさる
としのゆきかな


おきあかす
霜とともにや
けさはみな
冬の夜ふかき
つみもけぬらん
おきあかす
しもとともにや
けさはみな
ふゆのよふかき
つみもけぬらむ


雪ふかき
山ちになにに
かへるらん
春まつ花の
かけにとまらて
ゆきふかき
やまちになにに
かへるらむ
はるまつはなの
かけにとまらて


ちはやふる
ひらのの松の
枝しけみ
千世もやちよも
色はかはらし
ちはやふる
ひらののまつの
えたしけみ
ちよもやちよも
いろはかはらし


ふたはより
たのもしきかな
かすか山
こたかき松の
たねそとおもへは
ふたはより
たのもしきかな
かすかやま
こたかきまつの
たねそとおもへは


君かへむ
やほよろつ世を
かそふれは
かつかつけふそ
なぬかなりける
きみかへむ
やほよろつよを
かそふれは
かつかつけふそ
なぬかなりける


千とせとも
かすはさためす
世の中に
限なき身と
人もいふへく
ちとせとも
かすはさためす
よのなかに
かきりなきみと
ひともいふへく


ゆひそむる
はつもとゆひの
こむらさき
衣の色に
うつれとそ思ふ
ゆひそむる
はつもとゆひの
こむらさき
ころものいろに
うつれとそおもふ


君かため
けふきる竹の
杖なれは
またもつきせぬ
世世そこもれる
きみかため
けふきるたけの
つゑなれは
またもつきせぬ
よよそこもれる


位山
峯まてつける
杖なれと
今よろつよの
さかのためなり
くらゐやま
みねまてつける
つゑなれと
いまよろつよの
さかのためなり


おひそむる
ねよりそしるき
ふえ竹の
すゑの世なかく
ならん物とは
おひそむる
ねよりそしるき
ふえたけの
すゑのよなかく
ならむものとは


わかれちを
へたつる雲の
ためにこそ
扇の風を
やらまほしけれ
わかれちを
へたつるくもの
ためにこそ
あふきのかせを
やらまほしけれ


ゆくすゑの
いのちもしらぬ
別ちは
けふ相坂や
かきりなるらん
ゆくすゑの
いのちもしらぬ
わかれちは
けふあふさかや
かきりなるらむ


草枕
我のみならす
かりかねも
たひのそらにそ
なき渡るなる
くさまくら
われのみならす
かりかねも
たひのそらにそ
なきわたるなる


をみなへし
我にやとかせ
いなみのの
いなといふとも
ここをすきめや
をみなへし
われにやとかせ
いなみのの
いなといふとも
ここをすきめや


わたつみの
浪にもぬれぬ
うきしまの
松に心を
よせてたのまん
わたつみの
なみにもぬれぬ
うきしまの
まつにこころを
よせてたのまむ


いかて猶
わか身にかへて
たけくまの
松ともならむ
行人のため
いかてなほ
わかみにかへて
たけくまの
まつともならむ
ゆくひとのため


暁の
ねさめの千鳥
たかためか
さほのかはらに
をちかへりなく
あかつきの
ねさめのちとり
たかためか
さほのかはらに
をちかへりなく


あさからぬ
ちきりむすへる
心はは
たむけの神そ
しるへかりける
あさからぬ
ちきりむすへる
こころはは
たむけのかみそ
しるへかりける


あつさゆみ
はるかに見ゆる
山のはを
いかてか月の
さして入るらん
あつさゆみ
はるかにみゆる
やまのはを
いかてかつきの
さしているらむ


なしといへは
をしむかもとや
思ふらん
しかやむまとそ
いふへかりける
なしといへは
をしむかもとや
おもふらむ
しかやうまとそ
いふへかりける


君か世の
なからの山の
かひありと
のとけき雲の
ゐる時そ見る
きみかよの
なからのやまの
かひありと
のとけきくもの
ゐるときそみる


ささなみの
なからの山の
なからへて
たのしかるへき
君かみよかな
ささなみの
なからのやまの
なからへて
たのしかるへき
きみかみよかな


ちはやふる
み神の山の
さか木はは
さかえそまさる
すゑの世まてに
ちはやふる
みかみのやまの
さかきはは
さかえそまさる
すゑのよまてに


みつきつむ
おほくら山は
ときはにて
いろもかはらす
よろつ世そへむ
みつきつむ
おほくらやまは
ときはにて
いろもかはらす
よろつよそへむ


みかきける
心もしるく
鏡山
くもりなきよに
あふかたのしさ
みかきける
こころもしるく
かかみやま
くもりなきよに
あふかたのしさ


ことしより
ちとせの山は
こゑたえす
君かみよをそ
いのるへらなる
ことしより
ちとせのやまは
こゑたえす
きみかみよをそ
いのるへらなる


いのりくる
みかみの山の
かひしあれは
ちとせの影に
かくてつかへん
いのりくる
みかみのやまの
かひしあれは
ちとせのかけに
かくてつかへむ


けふよりは
いはくら山に
万代を
うこきなくのみ
つまむとそ思ふ
けふよりは
いはくらやまに
よろつよを
うこきなくのみ
つまむとそおもふ


逢ふ事を
まちし月日の
ほとよりも
けふのくれこそ
ひさしかりけれ
あふことを
まちしつきひの
ほとよりも
けふのくれこそ
ひさしかりけれ


あさこほり
とくるまもなき
きみにより
なとてそほつる
たもとなるらん
あさこほり
とくるまもなき
きみにより
なとてそほつる
たもとなるらむ


あすしらぬ
わか身なりとも
怨みおかむ
この世にてのみ
やましと思へは
あすしらぬ
わかみなりとも
うらみおかむ
このよにてのみ
やましとおもへは


かやり火は
物思ふ人の
心かも
夏のよすから
したにもゆらん
かやりひは
ものおもふひとの
こころかも
なつのよすから
したにもゆらむ


事の葉も
霜にはあへす
かれにけり
こや秋はつる
しるしなるらん
ことのはも
しもにはあへす
かれにけり
こやあきはつる
しるしなるらむ


いかていかて
こふる心を
なくさめて
のちの世まての
物をおもはし
いかていかて
こふるこころを
なくさめて
のちのよまての
ものをおもはし


松ならは
引く人けふは
有りなまし
袖の緑そ
かひなかりける
まつならは
ひくひとけふは
ありなまし
そてのみとりそ
かひなかりける


ふるさとに
かへると見てや
たつたひめ
紅葉の錦
そらにきすらん
ふるさとに
かへるとみてや
たつたひめ
もみちのにしき
そらにきすらむ


そま山に
たつけふりこそ
神な月時
雨をくたす
くもとなりけれ
そまやまに
たつけふりこそ
かみなつき
しくれをくたす
くもとなりけれ


ありあけの
心地こそすれ
杯に
日かけもそひて
いてぬとおもへは
ありあけの
ここちこそすれ
さかつきに
ひかけもそひて
いてぬとおもへは


あたなりと
あたにはいかか
さたむらん
人の心を
人はしるやは
あたなりと
あたにはいかか
さたむらむ
ひとのこころを
ひとはしるやは


桜花
にほふものから
露けきは
このめも物を
思ふなるへし
さくらはな
にほふものから
つゆけきは
このめもものを
おもふなるへし


春のくる
道の志るべは
み吉野の
山にたなびく
霞なりけり
はるのくる
みちのしるべは
みよしのの
やまにたなびく
かすみなりけり


人志れず
入りぬと思し
かひもなく
年も山路を
越ゆる也鳬
ひとしれず
いりぬとおもし
かひもなく
としもやまぢを
こゆるなりけり


たづのすむ
澤べの芦の
下根とけ
汀萠出づる
春はきにけり
たづのすむ
さはべのあしの
したねとけ
みぎはもえいづる
はるはきにけり


山高み
雪ふるすより
鶯の
いいるはつ音は
けふぞ聞きつる
やまたかみ
ゆきふるすより
うぐひすの
いいるはつねは
けふぞききつる


志ら雪の
まだ古里の
春日野に
いざ打ち拂ひ
若菜摘み見む
しらゆきの
まだふるさとの
かすがのに
いざうちはらひ
わかなつみみむ


梅の花
匂ふあたりの
夕暮は
あやなく人に
あやまたれつゝ
うめのはな
にほふあたりの
ゆふぐれは
あやなくひとに
あやまたれつつ


櫻花
まだきなちりそ
なにゝより
春をば人の
惜むとか志る
さくらばな
まだきなちりそ
なににより
はるをばひとの
をしむとかしる


藤の花
盛となれば
庭の面に
おもひもかけぬ
浪ぞ立ちける
ふぢのはな
さかりとなれば
にはのおもに
おもひもかけぬ
なみぞたちける


郭公
なかずばなかず
いかにして
暮れ行く春を
又も加へむ
ほととぎす
なかずばなかず
いかにして
くれゆくはるを
またもくはへむ


卯花の
さけるあたりは
時ならぬ
雪ふる里の
垣ねとぞみる
うのはなの
さけるあたりは
ときならぬ
ゆきふるさとの
かきねとぞみる


聞き捨てゝ
君がきにけむ
郭公
尋ねにわれは
山路こえみむ
ききすてて
きみがきにけむ
ほととぎす
たづねにわれは
やまぢこえみむ


紅葉せば
赤くなりなむ
小倉山
秋待つ程の
名に社有りけれ
もみぢせば
あかくなりなむ
をぐらやま
あきまつほどの
なにこそありけれ


秋萩の
さくにしもなど
鹿のなく
移ろふ花は
おのが妻かも
あきはぎの
さくにしもなど
しかのなく
うつろふはなは
おのがつまかも


草の上に
おきてぞ明す
秋の夜の
露異ならぬ
我身と思へば
くさのうへに
おきてぞあかす
あきのよの
つゆことならぬ
わがみとおもへば


水の色
に花の匂を
けふそへて
千歳の秋の
ためしとぞみる
みづのいろ
にはなのにほを
けふそへて
ちとせのあきの
ためしとぞみる


狩にこむ
人にをらるな
菊の花
移ろひ果てむ
末までもみむ
かりにこむ
ひとにをらるな
きくのはな
うつろひはてむ
すゑまでもみむ


すまの浦を
けふ過行けど
こし方へ
歸る波にや
ことをつてまし
すまのうらを
けふすぎゆけど
こしかたへ
かへるなみにや
ことをつてまし
Бухту Сума
Проходил я сегодня,
В Коси
Волны возвращающиеся,
Сообщите об этом далёкому другу...

まてと言し
秋も半に
成ぬるを
頼めかおしき
露はいかにぞ
まてとことし
あきもなかばに
なりぬるを
たのめかおしき
つゆはいかにぞ


戀々て
逢ふ共夢に
みつる夜は
いとゞね覺ぞ
侘しかりける
こひこひて
あふともゆめに
みつるよは
いとどねさめぞ
わびしかりける


いづ方を
われながめまし
邂逅に
ゆき逢坂の
關なかりせば
いづかたを
われながめまし
わくらばに
ゆきあふさかの
せきなかりせば


絶にける
はつかなるねを
繰返し
蔓の緒社
聞かまほしけれ
たにける
はつかなるねを
くりかへし
かづらのおこそ
きかまほしけれ


牡鹿ふす
繁みにはへる
葛の葉の
うら寂しげに
見ゆる山里
をしかふす
しげみにはへる
くずのはの
うらさひしげに
みゆるやまざと


櫻花
風にしちらぬ
ものならば
思ふ事なき
春にぞあらまし
さくらばな
かぜにしちらぬ
ものならば
おもふことなき
はるにぞあらまし
Ах если б
Сакуры цветы не опадали бы
Под ветром,
Возможно, весна была б такой,
Когда и не о чем переживать.

ちる花に
せきとめらるゝ
山川の
深くも春の
なりにける哉
ちるはなに
せきとめらるる
やまかはの
ふかくもはるの
なりにけるかな


おぼつかな
變りや志にし
天の川
年に一たび
渡る瀬なれば
おぼつかな
かはりやしにし
あまのかは
としにひとたび
わたるせなれば


初霜も
置にけらしな
今朝見れば
野邊の淺茅も
色付きに鳬
はつしもも
おきにけらしな
けさみれば
のべのあさぢも
いろづきにけり
Всё в первом инее,
Похоже,
Сегодня глянул я с утра:
Вся мелкая трава, что в поле,
Окрасилась в осенние цвета.

過ぎ來にし
程をば捨てつ
今年より
千代は數へむ
住吉の松
すぎきにし
ほどをばすててつ
ことしより
ちよはかずへむ
すみよしのまつ


御垣守
衛士のたく火の
夜はもえ
晝は消えつゝ
物を社思へ
みかきもり
ゑじのたくひの
よるはもえ
ひるはきえつつ
ものをこそおもへ
Стражей Ограды
Светло пылают огни
Ночь напролёт,
Но наступает день,
И я с ними вместе гасну.
Включено в Огура Хякунин иссю, 49

(Перевод по книге «Сто стихотворений ста поэтов»: Старинный изборник японской поэзии VII—XIII вв./ Предисл., перевод со старояп., коммент. В. С. Сановича; Под ред. В. Н. Марковой. — 3-е изд., доп. и перераб. — М.-СПб.: Летний сад; Журнал «Нева», 1998. — 288 с.)
月はいり
人は出でなば
とまりゐて
獨やわれは
空を眺めむ
つきはいり
ひとはいでなば
とまりゐて
ひとりやわれは
そらをながめむ
Зашла луна,
А люди вышли...
Остановившийся
Один ли я
Взираю на небо?

年をへて
星を戴く
黒髮の
ひとよりしもに
なりにけるかな
としをへて
ほしをいただく
くろかみの
ひとよりしもに
なりにけるかな


わが宿の
かきねの草の
淺みどり
ふる春雨ぞ
色は染めける
わがやどの
かきねのくさの
あさみどり
ふるはるさめぞ
いろはそめける


ゆき歸り
手向するがの
富士の山
煙も立たぬ
君を待つらし
ゆきかへり
たむけするがの
ふじのやま
けぶりもたたぬ
きみをまつらし


子の日する
野べに小松を
引きつれて
歸る山路に
鶯ぞなく
ねのひする
のべにこまつを
ひきつれて
かへるやまぢに
うぐひすぞなく


あたらしき
春くる毎に
故郷の
春日の野邊に
若菜をぞつむ
あたらしき
はるくるごとに
ふるさとの
かすがののべに
わかなをぞつむ


櫻花
ちりだにせずば
大かたの
春を惜しとは
思はざらまし
さくらばな
ちりだにせずば
おほかたの
はるををしとは
おもはざらまし


皆人の
手ごとに引ける
松の葉の
葉かずを君が
齡とはせむ
みなひとの
てごとにひける
まつのはの
はかずをきみが
よはひとはせむ


雪も降り
霞も立てる
よしの山
いづ方をかは
春とたのまむ
ゆきもふり
かすみもたてる
よしのやま
いづかたをかは
はるとたのまむ


春日野の
若菜も今は
萠ゆらめど
人には見せず
雪ぞ降積む
かすがのの
わかなもいまは
もゆらめど
ひとにはみせず
ゆきぞふりつむ


現とも
ゆめとも見えぬ
程ばかり
通はゞゆるせ
下ひもの關
うつつとも
ゆめともみえぬ
ほどばかり
かよはばゆるせ
したひものせき


千年迄
限れる松も
今日よりは
君に引かれて
萬代やへむ
ちとせまで
かぎれるまつも
けふよりは
きみにひかれて
よろづよやへむ


昨日迄
餘所に思ひし
菖蒲草
今日我宿の
妻と成る哉
きのふまで
よそにおもひし
あやめぐさ
けふわがやどの
つまとなるかな


打付に
物ぞ悲しき
木葉る
秋始を
今日ぞと思へば
うちつけに
ものぞかなしき
このはちる
あきのはじめを
けふぞとおもへば


今込むと
誰賴めけむ
秋夜を
明し兼ねつつ
松蟲鳴く
いまこむと
たれたのめけむ
あきのよを
あかしかねつつ
まつむしのなく


紅葉為ぬ
常磐山に
棲鹿は
己鳴きてや
秋を知るらむ
もみぢせぬ
ときはのやまに
すむしかは
おのれなきてや
あきをしるらむ


有明の
心地こそすれ
盃の
日影も沿ひて
出でぬと思へば
ありかけの
ここちこそすれ
さかづきの
ひかげもそひて
いでぬとおもへば