身にかへて
いざさは秋を
惜しみ見む
さらでももろき
露の命を
みにかへて
いざさはあきを
をしみみむ
さらでももろき
つゆのいのちを
Когда б ценою жизни
Мог осень милую
Я задержать!
Увы! Лишь малая росинка
Эта жизнь!
昔思ふ
小夜の寝覚めの
床さえて
涙もこほる
袖の上かな
むかしおもふ
さよのねさめの
とこさえて
なみだもこほる
そでのうへかな
О прошлом думаю...
Средь ночи проснулся —
Луна освещает холодное ложе
И слезы замёрзшие
На рукаве...
たち濡るる
山のしづくも
音絶えて
真木の下葉に
たるひしにけり
たちぬるる
やまのしづくも
おとたえて
まきのしたはに
たるひしにけり
Слышу, как падают капли
С намокших ветвей горных сосен.
Вдруг звук капели стих,
И уж над головой —
Сосулек бахрома!
風そよぐ
しののをざさの
かりの世を
思ふ寝覚めに
露ぞこぼるる
かぜそよぐ
しののをざさの
かりのよを
おもふねさめに
つゆぞこぼるる
Росой обильной увлажнились рукава,
Когда проснулся я средь ночи
И вспомнил, как здесь жил,
Как слушал шелест ветра
По листьям мелкого бамбука.
ながらへて
世に住むかひは
なけれども
憂きにかへたる
命なりけり
ながらへて
よにすむかひは
なけれども
うきにかへたる
いのちなりけり
Хоть горечи немало
В этом мире
И жить едва ли стоит в нем,
Но именно в обмен на горечь
Дана нам жизнь.
梅かえの
花にこつたふ
うくひすの
こゑさへにほふ
春の曙
うめかえの
はなにこつたふ
うくひすの
こゑさへにほふ
はるのあけほの
ほとときす
なほはつこゑを
しのふ山
ゆふゐる雲の
そこに鳴くなり
ほとときす
なほはつこゑを
しのふやま
ゆふゐるくもの
そこになくなり
あさちふの
露けくもあるか
秋きぬと
めにはさやかに
みえけるものを
あさちふの
つゆけくもあるか
あききぬと
めにはさやかに
みえけるものを
秋ののの
ちくさの色に
うつろへは
花そかへりて
露をそめける
あきののの
ちくさのいろに
うつろへは
はなそかへりて
つゆをそめける
浪かけは
みきはの雪も
きえなまし
心ありても
こほる池かな
なみかけは
みきはのゆきも
きえなまし
こころありても
こほるいけかな
よしさらは
磯のとまやに
旅ねせん
浪かけすとて
ぬれぬ袖かは
よしさらは
いそのとまやに
たひねせむ
なみかけすとて
ぬれぬそてかは
あとたえて
よをのかるへき
道なれや
いはさへこけの
衣きてけり
あとたえて
よをのかるへき
みちなれや
いはさへこけの
ころもきてけり
思ひいての
あらは心も
とまりなん
いとひやすきは
うき世なりけり
おもひいての
あらはこころも
とまりなむ
いとひやすきは
うきよなりけり
いはそそく
水よりほかに
おとせねは
心ひとつに
すましてそきく
いはそそく
みつよりほかに
おとせねは
こころひとつに
すましてそきく
昔おもふ
涙のそこに
やどしてぞ
月をば袖の
ものと知ぬる
むかしおもふ
なみだのそこに
やどしてぞ
つきをばそでの
ものとしらぬる
富士の嶺は
とはでも空に
知られ鳬
雲より上に
みゆる白雪
ふじのみねは
とはでもそらに
しられけり
くもよりうへに
みゆるしらゆき
分け行けば
誰が袂にも
移るらむ
我が占めし野の
萩が花摺
わけゆけば
たがたもとにも
うつるらむ
わがしめしのの
はぎがはなずり
通來し
野中の清水
かきたえて
くまぬにしもぞ
袖は濡ける
かよひこし
のなかのしみづ
かきたえて
くまぬにしもぞ
そではぬれける
花と見る
よそめばかりの
白雲も
はらふはつらき
春の山風
はなとみる
よそめばかりの
しらくもも
はらふはつらき
はるのやまかぜ
一かたに
思ひぞはてぬ
春をまつ
心に惜しき
年のくれかな
ひとかたに
おもひぞはてぬ
はるをまつ
こころにをしき
としのくれかな
明けぬとは
宵より見つる
月なれど
今ぞ門田に
鴫も鳴くなる
あけぬとは
よひよりみつる
つきなれど
いまぞかどたに
しぎもなくなる
何事を
待とはなしに
なからへて
おしからぬ身の
年をふるかな
なにことを
まとはなしに
なからへて
おしからぬみの
としをふるかな
かくれぬと
みれはたえまに
影洩て
月もしくるゝ
村雲の空
かくれぬと
みれはたえまに
かげもれて
つきもしくるる
むらくものそら
難波人
あし火たく屋に
降雪の
うつみのこすは
煙なりけり
なにはひと
あしひたくやに
ふるゆきの
うつみのこすは
けぶりなりけり
恋しなは
又も此世に
めくりきて
二たひ君を
よそにたにみん
こひしなは
またもこのよに
めくりきて
ふたたひきみを
よそにたにみん
まよふへき
やみをはしらて
はかなくも
霧の絶まと
思ひけるかな
まよふへき
やみをはしらて
はかなくも
きりのたまと
おもひけるかな
郭公
卯花山に
やすらひて
空にしられぬ
月に鳴なり
ほととぎす
うのはなやまに
やすらひて
そらにしられぬ
つきにななり
霞しく
ひかたにあさる
難波めも
心あてにや
礒なつむらん
かすみしく
ひかたにあさる
なにはめも
こころあてにや
いそなつむらん
忘るなよ
おなし木陰に
尋きて
馴ぬるけふの
花のまとゐに
わするなよ
おなしこかげに
たづねきて
なれぬるけふの
はなのまとゐに
なき跡に
影をたにやは
とゝむへき
帰らぬ水の
淡と消なは
しはつ山
風吹すさふ
ならのはに
たえ++のこる
日くらしのこゑ
しはつやま
かぜふすさふ
ならのはに
たえ++のこる
ひくらしのこゑ
あさ氷
とけなん後と
契をきて
空にわかるゝ
池の水鳥
あさこほり
とけなんのちと
ちぎりをきて
そらにわかるる
いけのみづとり
過ぬとも
声の匂ひは
猶とめよ
時鳥なく
やとのたちはな
すぎぬとも
こゑのにほひは
なほとめよ
ほととぎすなく
やとのたちはな
心をは
色と声とに
わけとめつ
萩に鹿なく
宮城野の原
こころをは
いろとこゑとに
わけとめつ
はぎにしかなく
みやぎののはら
浦松の
葉こしにおつる
月影に
千鳥つまとふ
須磨の明ほの
うらまつの
はこしにおつる
つきかげに
ちとりつまとふ
すまのあけほの
草かくれ
庭に馴たる
鹿のねに
人めまれなる
程をしるかな
くさかくれ
にはになれたる
しかのねに
ひとめまれなる
ほどをしるかな
Картину уходящей осени —
Этот осенний ветер —
Если б я мог,
Хотя б ценою жизни,
Задержать!