けぶり絶えて
焼く人もなき
炭竃の
あとの歎きを
たれかこるらむ
けぶりたえて
やくひともなき
すみかまの
あとのなげきを
たれかこるらむ
Не поднимается уж дым от очага,
Ведь некому его разжечь.
Ушел он, не оставив и следа,
Кто, кроме нас,
О нем вспомянет?

さりともと
頼む心の
行く末も
思へば知らぬ
世にまかすらむ
さりともと
たのむこころの
ゆくすゑも
おもへばしらぬ
よにまかすらむ
Что ждет меня
В грядущей жизни?
Со временем, наверное, узнаю,
А пока вот живу
В этом суетном мире...

跡垂れし
神にあふひの
なかりせば
なにに頼みを
かけて過ぎまし
あとたれし
かみにあふひの
なかりせば
なににたのみを
かけてすぎまし
Когда б не уповали мы
На милости богов и будд,
На что надеялись бы
И как жили б
В этом мире?

ほとときす
しのふるころは
山ひこの
こたふる声も
ほのかにそする
ほとときす
しのふるころは
やまひこの
こたふるこゑも
ほのかにそする


ともしする
ほくしをまつと
おもへはや
あひみてしかの
身をはかふらん
ともしする
ほくしをまつと
おもへはや
あひみてしかの
みをはかふらむ


おく霜を
はらひかねてや
しをれふす
かつみかしたに
をしのなくらん
おくしもを
はらひかねてや
しをれふす
かつみかしたに
をしのなくらむ


つれもなき
人の心や
あふさかの
せきちへたつる
かすみなるらん
つれもなき
ひとのこころや
あふさかの
せきちへたつる
かすみなるらむ


人しれす
おもふこころは
ふかみくさ
花さきてこそ
色にいてけれ
ひとしれす
おもふこころは
ふかみくさ
はなさきてこそ
いろにいてけれ


にしききの
千つかにかきり
なかりせは
猶こりすまに
たてましものを
にしききの
ちつかにかきり
なかりせは
なほこりすまに
たてましものを


君をいのる
ねかひをそらに
みてたまへ
わけいかつちの
神ならはかみ
きみをいのる
ねかひをそらに
みてたまへ
わけいかつちの
かみならはかみ


夏の夜は
岩がき清水
月冴えて
むすべばとくる
氷なりけり
なつのよは
いはがきしみづ
つきさえて
むすべばとくる
こほりなりけり


さりともと
猶待つ物を
今はとて
心よわくぞ
鳥はなくなり
さりともと
なほまつものを
いまはとて
こころよわくぞ
とりはなくなり


夕まぐれ
すがる鳴く野の
風の音に
ことぞともなく
物ぞ悲しき
ゆふまぐれ
すがるなくのの
かぜのねに
ことぞともなく
ものぞかなしき


みし人は
かけもとゝめぬ
故郷に
またあり明の
月はすみけり
みしひとは
かけもととめぬ
ふるさとに
またありあけの
つきはすみけり


かりかねの
紅葉にかけし
玉章を
花につけてや
もて帰るらん
かりかねの
もみぢにかけし
たまづさを
はなにつけてや
もてかへるらん


かくはかり
つれなき人と
おなし世に
生れあひけん
ことさへそうき
かくはかり
つれなきひとと
おなしよに
うまれあひけん
ことさへそうき