滝の音は
絶えて久しく
なりぬれど
名こそ流れて
なほ聞えけれ
たきのおとは
たえてひさしく
なりぬれど
なこそながれて
なほきこえけれ
Шум водопада
Оборвался давно, унесён
Времени током.
Но плещет, как прежде, слава,
Молвой разливаясь в мире.
Стихотворение помещено в ант. «Сюисю» [449] («Разные песни», книга первая) с предисловием: «Множество людей собралось близ храма Дайкакудзи и глядит туда, где некогда был водопад».

Также имеется в Сэндзайсю [1035] (А.С.)
うちむれて
散るもみぢ葉を
たづぬれば
山路よりこそ
秋はゆきけれ
うちむれて
ちるもみぢはを
たづぬれば
やまぢよりこそ
あきはゆきけれ
С друзьями собрались мы посмотреть,
Как опадают листья.
Увы!
Ушла уж осень
С горных троп!
* ...Ушла уж осень с горных троп! — японцы, проводившие много времени на лоне природы, давно заметили, что раньше всего оголяются деревья там, где проложены горные тропы.
白山に
年ふる雪や
つもるらむ
夜半に片敷く
たもとさゆなり
しらやまに
としふるゆきや
つもるらむ
よはにかたしく
たもとさゆなり
Снег засыпает гору Сираяма
Из года в год.
Как этот снег, был холоден рукав,
Когда на одиноком ложе в полночь
Проснулся я.
* Гора Сираяма — букв. «Белая гора» (ибо покрыта вечными снегами). Находится на границе префектур Гифу и Исикава (ныне районы Киото — Тохо и Сига). Постоянный поэтический образ.

Просматривается намёк на песню Мибу-но Тадами из свитка «Песни зимы» антологии «Сюисю»:
О снегом убелённая гора
В стране далёкой Коси —
Сираяма!
Немало лет тебе,
И ныне новый снег ложится на твою вершину.
けふ来ずは
見でややままし
山里の
もみぢも人も
常ならぬ世に
けふこずは
みでややままし
やまざとの
もみぢもひとも
つねならぬよに
Сегодня не приди,
И этого листа уж не застал бы, верно.
И листья алые в горах,
И люди — все мимолетно
В этом мире.
* Песня — намек на уже упоминавшуюся
(см. коммент. 134, т. 1) танка Аривары Нарихира из антологии «Кокинсю» (свиток «Песни весны»):
Сегодня не приди
Назавтра, верно бы,
Осыпались, как снег,
И хоть не тает он,
Разве могу его принять я за цветы?
天つ空
とよのあかりに
見し人の
なほ面影の
しひて恋しき
あまつそら
とよのあかりに
みしひとの
なほおもかげの
しひてこひしき
С тех пор, как встретился с тобой
На Празднике небес
Тоё акари,
Твой облик
Не в силах я забыть!

ほととぎす
いつかと待ちし
あやめ草今
日はいかなる
ねにか鳴くべき
ほととぎす
いつかとまちし
あやめくさ
いまひはいかなる
ねにかなくべき
Мы летом ждем кукушку:
Когда же прилетит она с высоких гор?
Но как ее сегодня встретят,
В День ирисов?
И голосом каким ей петь придется?

ほどもなく
覚めぬる夢の
中なれど
その夜に似たる
花の色かな
ほどもなく
さめぬるゆめの
なかなれど
そのよににたる
はなのいろかな
Миновало,
Как сон мимолетный,
Правление твое,
Но память о нем сохранила
Краса этих дивных цветов.

時しもあれ
秋ふるさとに
きてみれは
庭は野へとも
なりにけるかな
ときしもあれ
あきふるさとに
きてみれは
にははのへとも
なりにけるかな


行きかへり
春やあはれと
おもふらん
契りし人の
又もあはねは
ゆきかへり
はるやあはれと
おもふらむ
ちぎりしひとの
またもあはねは


おほつかな
うるまの島の
人なれや
わかことのはを
しらぬかほなる
おほつかな
うるまのしまの
ひとなれや
わかことのはを
しらぬかほなる


たきのおとは
たえてひさしく
成りぬれと
なこそなかれて
猶きこえけれ
たきのおとは
たえてひさしく
なりぬれと
なこそなかれて
なほきこえけれ
Шум водопада
Оборвался давно, унесён
Времени током.
Но плещет, как прежде, слава,
Молвой разливаясь в мире.
Включено в антологию Огура хякунин иссю, 55, а также в Сюисю, 449.

(Перевод по книге «Сто стихотворений ста поэтов»: Старинный изборник японской поэзии VII—XIII вв./ Предисл., перевод со старояп., коммент. В. С. Сановича; Под ред. В. Н. Марковой. — 3-е изд., доп. и перераб. — М.-СПб.: Летний сад; Журнал «Нева», 1998. — 288 с.)
いまはとて
いりなん後そ
おもほゆる
山ちをふかみ
とふ人もなし
いまはとて
いりなむのちそ
おもほゆる
やまちをふかみ
とふひともなし


うき世をは
みねのかすみや
へたつらん
なほ山さとは
すみよかりけり
うきよをは
みねのかすみや
へたつらむ
なほやまさとは
すみよかりけり


たにかせの
身にしむことに
古郷の
このもとをこそ
おもひやりつれ
たにかせの
みにしむことに
ふるさとの
このもとをこそ
おもひやりつれ


おなしとし
契しあれは
君かきる
のりの衣を
たちおくれめや
おなしとし
ちきりしあれは
きみかきる
のりのころもを
たちおくれめや


あさまたき
嵐の山の
さむけれは
紅葉の錦
きぬ人そなき
あさまたき
あらしのやまの
さむけれは
もみちのにしき
きぬひとそなき
Хоть и холодно
На горе Араси
Ранним утром,
Но нет людей таких,
Что надели б парчу из листьев осенних.
Примерный перевод

しもおかぬ
袖たにさゆる
冬の夜に
かものうはけを
思ひこそやれ
しもおかぬ
そてたにさゆる
ふゆのよに
かものうはけを
おもひこそやれ


梅かえに
ふりつむ雪は
ひととせに
ふたたひさける
花かとそ見る
うめかえに
ふりつむゆきは
ひととせに
ふたたひさける
はなかとそみる


あつまちの
このしたくらく
なりゆかは
宮この月を
こひさらめやは
あつまちの
このしたくらく
なりゆかは
みやこのつきを
こひさらめやは


たきの糸は
たえてひさしく
成りぬれと
名こそ流れて
猶きこえけれ
たきのいとは
たえてひさしく
なりぬれと
なこそなかれて
なほきこえけれ
Шум водопада
Оборвался давно, унесён
Времени током.
Но плещет, как прежде, слава,
Молвой разливаясь в мире.
Включено в антологию Огура хякунин иссю, 55, а также в Сэндзайсю, 1035.

(Перевод по книге «Сто стихотворений ста поэтов»: Старинный изборник японской поэзии VII—XIII вв./ Предисл., перевод со старояп., коммент. В. С. Сановича; Под ред. В. Н. Марковой. — 3-е изд., доп. и перераб. — М.-СПб.: Летний сад; Журнал «Нева», 1998. — 288 с.)
春きてそ
人もとひける
山さとは
花こそやとの
あるしなりけれ
はるきてそ
ひともとひける
やまさとは
はなこそやとの
あるしなりけれ


たれにより
松をもひかん
鴬の
はつねかひなき
けふにもあるかな
たれにより
まつをもひかむ
うくひすの
はつねかひなき
けふにもあるかな


ゆきかへる
春をもしらす
花さかぬ
み山かくれの
うくひすのこゑ
ゆきかへる
はるをもしらす
はなさかぬ
みやまかくれの
うくひすのこゑ


紫の
雲とそ見ゆる
藤の花
いかなるやとの
しるしなるらん
むらさきの
くもとそみゆる
ふちのはな
いかなるやとの
しるしなるらむ


天の河
のちのけふたに
はるけきを
いつともしらぬ
ふなてかなしな
あまのかは
のちのけふたに
はるけきを
いつともしらぬ
ふなてかなしな


きみか世に
今いくたひか
かくしつつ
うれしき事に
あはんとすらん
きみかよに
いまいくたひか
かくしつつ
うれしきことに
あはむとすらむ


常ならぬ
世はうき身こそ
かなしけれ
そのかすにたに
いらしとおもへは
つねならぬ
よはうきみこそ
かなしけれ
そのかすにたに
いらしとおもへは


思ひしる
人も有りける
世の中を
いつをいつとて
すくすなるらん
おもひしる
ひともありける
よのなかを
いつをいつとて
すくすなるらむ


春の夜の
闇にしなれば
匂ひくる
梅より他の
花なかりけり
はるのよの
やみにしなれば
にほひくる
うめよりほかの
はななかりけり


我が宿の
梅のさかりに
くる人は
驚くばかり
袖ぞにほへる
わがやどの
うめのさかりに
くるひとは
おどろくばかり
そでぞにほへる


山里の
紅葉見にとや
思ふ覽
散果てゝこそ
とふべかりけれ
やまざとの
もみぢみにとや
おもふらん
ちりはててこそ
とふべかりけれ


落ちつもる
紅葉をみれば
大井川
井堰に秋も
とまるなりけり
おちつもる
もみぢをみれば
おほゐかは
ゐせきにあきも
とまるなりけり
Увидев листву,
Что упала, скопилась
В водах реки Ои,
То кажется, что в плотине
И осень задержалась.
Примерный перевод

天の河
後の今日だに
遙けきを
いつとも志らぬ
舟出悲しな
あまのかは
のちのけふだに
はるけきを
いつともしらぬ
ふなでかなしな


行く道の
紅葉の色も
見るべきを
霧と共にや
急ぎたつべき
ゆくみちの
もみぢのいろも
みるべきを
きりとともにや
いそぎたつべき
Не из-за того ль,
Что должен я увидеть
Те листья жёлтые, что на моём пути,
Они с туманом вместе
Явиться поспешили!

雲居にて
ちぎりし中は
棚機を
羨むばかり
なりにけるかな
くもゐにて
ちぎりしなかは
たなばたを
うらやむばかり
なりにけるかな


思知る
人もありける
世中を
いつをいつとて
すぐすなる覽
おもひしる
ひともありける
よのなかを
いつをいつとて
すぐすなるらん


谷風に
なれずといかゞ
思ふらむ
心は早く
すみにしものを
たにかぜに
なれずといかが
おもふらむ
こころははやく
すみにしものを


橋柱
なからましかば
流れての
名を社きかめ
跡をみましや
はしはしら
なからましかば
ながれての
なをこそきかめ
あとをみましや


身をつみて
覺束なきは
雪やまぬ
春日の野べの
若菜也けり
みをつみて
おぼつかなきは
ゆきやまぬ
かすがののべの
わかななりけり


風ふけば
先破れぬる
草の葉に
よそふるからに
袖ぞ露けき
かぜふけば
さきやぶれぬる
くさのはに
よそふるからに
そでぞつゆけき


世を救ふ
うちには誰か
いらざらむ
普き門は
人しさゝねば
よをすくふ
うちにはたれか
いらざらむ
あまねきかどは
ひとしささねば


何方へ
秋のゆくらむ
わが宿に
今宵ばかりは
あま宿りせよ
いづかたへ
あきのゆくらむ
わがやどに
こよひばかりは
あまやどりせよ
В какую сторону
Уходит осень?
В доме моём
Хоть этой ночью ещё
Переждём дождь...
Примерный перевод

一年を
くれぬと何か
惜むべき
盡せぬ千代の
春をまつには
ひととせを
くれぬとなにか
をしむべき
つせぬちよの
はるをまつには


一度は
思ひ絶えにし
世中を
いかゞはすべき
賤のをだまき
ひとたびは
おもひたえにし
よのなかを
いかがはすべき
しづのをだまき


いにしへを
こふる泪に
くらされて
朧に見ゆる
秋の夜の月
いにしへを
こふるなみだに
くらされて
おぼろにみゆる
あきのよのつき


ほのかにも
聞かぬ限は
時鳥
まつ人のみぞ
寐られざりける
ほのかにも
きかぬかぎりは
ほととぎす
まつひとのみぞ
ねられざりける


白白し
白けたる夜の
月影に
雪踏分けて
梅花をる
しらしらし
しらけたるよの
つきかげに
ゆきふみわけて
むめのはなをる


むらさきの
くもとぞみゆる
ふぢの花
いかなるやどの
しるしなるらむ
むらさきの
くもとぞみゆる
ふぢのはな
いかなるやどの
しるしなるらむ


春きてぞ
人もとひける
やまざとは
花こそやどの
あるじなりけれ
はるきてぞ
ひともとひける
やまざとは
はなこそやどの
あるじなりけれ


いにしへを
こふるなみだに
くらされて
おぼろにみゆる
あきの夜の月
いにしへを
こふるなみだに
くらされて
おぼろにみゆる
あきのよのつき


紫の
雲とぞ見ゆる
藤の花
いかなる宿の
しるしなるらん
むらさきの
くもとぞみゆる
ふぢのはな
いかなるやどの
しるしなるらん


春来てぞ
人も問ひける
山里は
花こそ宿の
主なりけれ
はるきてぞ
ひともとひける
やまざとは
はなこそやどの
あるじなりけれ


少し春ある
心ちこそすれ
すくしはるある
ここちこそすれ
Совсем чуть-чуть
Повеяло весною.
Примерный перевод

すきものを
花のあたりに
寄せざらば
このとこ夏に
ね絶えましやは
すきものを
はなのあたりに
よせざらば
このとこなつに
ねたえましやは
Если лопаты
Не принесли бы
К цветам,
Этой гвоздики
Корень бы не порвался.
世継物語-25
公任集-349
仲文集-5

すきもの=лопата или что-то такое

* Корень не был бы обрезан
いにしへを
恋ふる涙に
くらされて
おぼろに見ゆる
秋の夜の月
いにしへを
こふるなみだに
くらされて
おぼろにみゆる
あきのよのつき
Провожу свои дни,
Горько плача
О прошлом,
И видится смутно
Луна осенней ночи!


Примерный перевод
* Смутно — из-за слёз на глазах
まつひとに
つげややらまし
わがやとの
花はけふこそ
さかりなりけれ
まつひとに
つげややらまし
わがやとの
はなはけふこそ
さかりなりけれ


たつねくる
契しあれは
行末も
なかれて法の
水はたえせし
たつねくる
ちぎりしあれは
ゆくすゑも
なかれてのりの
みづはたえせし


月よりも
待そかねつる
ほとゝきす
み山をいてん
程をしらねは
つきよりも
まつそかねつる
ほとときす
みやまをいてん
ほどをしらねは


常ならぬ
我身はゆめの
おなしくは
うからぬことを
みるよしもかな
つねならぬ
わがみはゆめの
おなしくは
うからぬことを
みるよしもかな


そのかみの
契くちねは
幾世とも
しらぬ姿を
空にみるかな
そのかみの
ちぎりくちねは
いくよとも
しらぬすがたを
そらにみるかな


明日しらぬ
露の世にふる
人にたに
なをはかなしと
みゆる朝かほ
あすしらぬ
つゆのよにふる
ひとにたに
なをはかなしと
みゆるあさかほ


あたなりと
思ひなすてそ
またちらぬ
花よりさきに
うつろひぬとて
あたなりと
おもひなすてそ
またちらぬ
はなよりさきに
うつろひぬとて


卯の花の
ちらぬかきりは
山里の
木のしたやみも
あらしとそ思
うのはなの
ちらぬかきりは
やまざとの
このしたやみも
あらしとそおも


いつくにも
秋はきぬれと
山里の
松ふく風は
ことにそ有ける
いつくにも
あきはきぬれと
やまざとの
まつふくかぜは
ことにそありける


我たにも
かへる道には
物うきに
いかて過ぬる
秋にか有らん
われたにも
かへるみちには
ものうきに
いかてすぎぬる
あきにかあるらん


秋の月
影のとかにも
みゆるかな
こやなかきよの
ためしなるらん
あきのつき
かげのとかにも
みゆるかな
こやなかきよの
ためしなるらん


あひみねと
忘れぬ人は
常よりも
つねなき折そ
恋しかりける
あひみねと
わすれぬひとは
つねよりも
つねなきをりそ
こひしかりける


世中は
水にやとれる
月なれや
すみはつへくも
おもほえぬかな
よのなかは
みづにやとれる
つきなれや
すみはつへくも
おもほえぬかな


草も木も
色つきわたる
春雨に
くちのみまさる
藤の衣手
くさもきも
いろつきわたる
はるさめに
くちのみまさる
ふぢのころもで


出いると
人は見れとも
よとゝもに
鷲の峰なる
月はのとけし
いでいると
ひとはみれとも
よとともに
わしのみねなる
つきはのとけし