袖ひちて
わが手に結ぶ
水の面に
天つ星合ひの
空を見るかな
そでひちて
わがてにむすぶ
みづのおもに
あまつほしあひの
そらをみるかな
Рукав омочив,
Воды зачерпнул
И увидел в воде
Отраженье
Свиданья двух звёзд.

ひぐらしの
鳴く夕暮れぞ
うかりける
いつも尽きせぬ
思ひなれども
ひぐらしの
なくゆふぐれぞ
うかりける
いつもつきせぬ
おもひなれども
Прислушиваюсь
К голосам цикад
В осенних сумерках,
И с новой силою печаль
Мне наполняет душу.

あだことの
葉におく露の
消えにしを
あるものとてや
人の問ふらむ
あだことの
はにおくつゆの
きえにしを
あるものとてや
ひとのとふらむ
Зачем обману я поверил?
Но если бы на листьях этих слов
Растаяла роса,
Пришла бы ты хотя б узнать,
Жив я еще иль нет?

都にも
人や待つらむ
石山の
峰に残れる
秋の夜の月
みやこにも
ひとやまつらむ
いしやまの
みねにのこれる
あきのよのつき
Быть может, кто-то там, в столице,
Ждет с нетерпением тебя,
Рассветная луна,
А ты вот задержалась этой ночью
На круче Исияма!

いもかりと
さほの川へを
わかゆけは
さよかふけぬる
千鳥なくなり
いもかりと
さほのかはへを
わかゆけは
さよかふけぬる
ちとりなくなり


おいらくの
命のあまり
なかくして
君に二たひ
わかれぬるかな
おいらくの
いのちのあまり
なかくして
きみにふたたひ
わかれぬるかな


もくつ火の
いそまをわくる
いさり船
ほのかなりしに
おもひそめてき
もくつひの
いそまをわくる
いさりふね
ほのかなりしに
おもひそめてき


おもふこと
いはまにまきし
松のたね
千代とちきらむ
今はねさせよ
おもふこと
いはまにまきし
まつのたね
ちよとちきらむ
いまはねさせよ


つれもなく
なりぬる人の
玉つさを
うき思出の
かたみともせし
つれもなく
なりぬるひとの
たまつさを
うきおもひての
かたみともせし


やはらかに
ぬる夜もなくて
別れぬる
よよの手枕
いつかわすれん
やはらかに
ぬるよもなくて
わかれぬる
よよのたまくら
いつかわすれむ


ぬけはちる
ぬかねはみたる
あし引の
山よりおつる
たきのしら玉
ぬけはちる
ぬかねはみたる
あしひきの
やまよりおつる
たきのしらたま


身にかへて
あやなく花を
惜むかな
いけらはのちの
はるもこそあれ
みにかへて
あやなくはなを
をしむかな
いけらはのちの
はるもこそあれ


さはへなす
あらふる神も
おしなへて
けふはなこしの
祓なりけり
さはへなす
あらふるかみも
おしなへて
けふはなこしの
はらへなりけり


日くらしに
見れともあかぬ
をみなへし
のへにやこよひ
たひねしなまし
ひくらしに
みれともあかぬ
をみなへし
のへにやこよひ
たひねしなまし
До заката смотрел
И не мог налюбоваться
Цветами оминаэси,
Похоже, этой ночью,
Ночевать у поля буду!
Примерный перевод

谷川の
氷もいまだ
きえあへぬに
峯の霞は
たなびきにけり
たにかはの
こほりもいまだ
きえあへぬに
みねのかすみは
たなびきにけり


狩にこば
行きてもみまし
片岡の
あしたの原に
雉子鳴く也
かりにこば
ゆきてもみまし
かたをかの
あしたのはらに
きぎすなくなり


聲絶えず
囀れ野べの
百千鳥
殘りすくなき
春にやはあらぬ
こゑたえず
さへづれのべの
ももちどり
のこりすくなき
はるにやはあらぬ


宮城野に
妻とふ鹿ぞ
叫ぶなる
本あらの萩に
露やさむけき
みやぎのに
つまとふしかぞ
さけぶなる
もとあらのはぎに
つゆやさむけき


さゝがにの
すがく淺茅の
末毎に
みだれてぬける
白露の玉
ささがにの
すがくあさぢの
すゑごとに
みだれてぬける
しらつゆのたま


荻風も
やゝ吹き初むる
聲す也
哀れ秋こそ
ふかくなるらし
をぎかぜも
ややふきそむる
こゑすなり
あはれあきこそ
ふかくなるらし


菅の根の
長々してふ
秋のよは
月見ぬ人の
いふにぞ有りける
すげのねの
ながながしてふ
あきのよは
つきみぬひとの
いふにぞありける


くみてしる
人もあらなむ
夏山の
木のした水は
草隱れつゝ
くみてしる
ひともあらなむ
なつやまの
このしたみづは
くさかくれつつ


厭ふとは
志らぬにあらず
知乍ら
心にもあらぬ
心なりけり
いとふとは
しらぬにあらず
しりながら
こころにもあらぬ
こころなりけり


數ふれば
空なる星も
しる物を
何をつらさの
數にとらまし
かずふれば
そらなるほしも
しるものを
なにをつらさの
かずにとらまし


わが心
かはらむ物か
瓦屋の
下たくけぶり
わきかへりつゝ
わがこころ
かはらむものか
かはらやの
したたくけぶり
わきかへりつつ


梅雨は
たえず物思ふ
我身なりけり
さみだれは
たえずものおもふ
わがみなりけり

??
from waseda, page 99
Goshuishu, 830, handwriting
Goshuishu, 830, handwriting [decode]
かきくしし ??
雲間も見えぬ ??
五月雨は
たえず物思ふ
我身なりけり
ひかげ草
輝く影や
まがひけむ
ますみの鏡
くもらぬものを
ひかげくさ
かがやくかげや
まがひけむ
ますみのかがみ
くもらぬものを


白妙の
豊みてぐらを
とりもちて
いはひぞそむる
紫の野に
しろたへの
とよみてぐらを
とりもちて
いはひぞそむる
むらさきののに


今よりは
あらぶる心
ましますな
花の都に
やしろさだめつ
いまよりは
あらぶるこころ
ましますな
はなのみやこに
やしろさだめつ


一重だに
あかぬ匂を
いとゞしく
八重かさなれる
山吹の花
ひとへだに
あかぬにほひを
いとどしく
やへかさなれる
やまぶきのはな


霰ふる
かた野のみ野の
かり衣
ぬれぬ宿かす
人しなければ
あられふる
かたののみのの
かりころも
ぬれぬやどかす
ひとしなければ


君が世の
千年の松の
深みどり
さわがぬ水に
影はみえつゝ
きみがよの
ちとせのまつの
ふかみどり
さわがぬみづに
かげはみえつつ
В твоём правлении
Тысячелетних сосен
Зелень глубока!
И на спокойной воде
Их отражение виднеется.
Примерный перевод

行きて見む
深山がくれの
遲櫻
あかず暮れぬる
春の形見に
ゆきてみむ
みやまがくれの
おそさくら
あかずくれぬる
はるのかたみに


底清き
井手の河邊に
影見えて
今さかりなる
やまぶきの花
そこきよき
ゐでのかはべに
かげみえて
いまさかりなる
やまぶきのはな


三笠山
麓をめぐる
佐保川の
さして祈りし
身をたのむかな
みかさやま
ふもとをめぐる
さほかはの
さしていのりし
みをたのむかな


古も
今もあらばや
我がごとく
思ひつきせぬ
わかれする人
いにしへも
いまもあらばや
わがごとく
おもひつきせぬ
わかれするひと


霰降る
交野のみのの
かり衣
濡れぬ宿貸す
人しなければ
あられふる
かたののみのの
かりころも
ぬれぬやどかす
ひとしなければ


心憂き
年にもあるかな
二十日あまり
九日といふに
春の暮れぬる
こころうき
としにもあるかな
はつかあまり
ここぬかといふに
はるのくれぬる
Бывает ли
В году чего печальней?
Уже
Двадцать девятое число, —
И всё, закончилась весна...
Примерный перевод
長能集
いつくにか
春の心も
とゝむへき
ゆきゝにさける
山さくら哉
いつくにか
はるのこころも
ととむへき
ゆききにさける
やまさくらかな


なけやなけ
山ほとゝきす
春くれて
物さひしかる
人のきかくに
なけやなけ
やまほとときす
はるくれて
ものさひしかる
ひとのきかくに