子の日して
しめつる野辺の
姫小松
ひかでや千代の
かげを待たなし
ねのひして
しめつるのべの
ひめこまつ
ひかでやちよの
かげをまたなし
Сегодня, в День ребёнка,
Выйду в поле
И молодую сосенку верёвкою огорожу.
Ждать буду тыщу лет,
Покуда не расстелется под нею густая тень!
* Сложена на ту же тему — празднества в честь здоровья и благополучия новорождённого (см. также коммент. 14, 16, т. 1).
須磨の浦に
海人のこりつむ
藻塩木の
からくも下に
燃えわたるかな
すまのうらに
あまのこりつむ
もしほぎの
からくもしたに
もえわたるかな
Печаль на сердце
Горше соли,
Что добывают в Сума рыбаки,
В огне любви, — как на костре,
Вот-вот сгорю я сам!

みじか夜の
残り少なく
ふけゆけば
かねてものうき
あかつきの空
みじかよの
のこりすくなく
ふけゆけば
かねてものうき
あかつきのそら
Летняя ночь коротка.
Уж полночь,
Немного осталось.
Как грустно будет прощаться,
Глядя в рассветное небо!

天つ風
吹飯の浦に
ゐる鶴の
などか雲居に
帰らざるべき
あまつかぜ
ふけひのうらに
ゐるつるの
などかくもゐに
かへらざるべき
Ветры небесные
Дуют в бухте Фукэи.
Отчего ж журавли
Не взлетают обратно
В страну облаков?

貫止むる
秋しなければ
白露の
千草における
玉もかひなし
ぬきとむる
あきしなければ
しらつゆの
ちくさにおける
たまもかひなし


あき風に
いとゞふけゆく
月影を
立ちなかくしそ
天の川霧
あきかぜに
いとどふけゆく
つきかげを
たちなかくしそ
あまのかはきり
В осеннем ветре
Всё больше густеет
Туман Небесной Реки!
Не поднимайся и не закрывай же
Лунный свет!
Примерный перевод

逢ふ事の
よゝを隔つる
呉竹の
ふしの數なき
戀もするかな
あふことの
よゝをへだつる
くれたけの
ふしのかずなき
こひもするかな


つれもなき
人に負じと
せし程に
我も仇名は
立ぞ志にける
つれもなき
ひとにまけしと
せしほとに
われもあたなは
たちそしにける


たれとなく
朧に見えし
月影に
わける心を
おもひしらなむ
たれとなく
おほろにみえし
つきかけに
わけるこころを
おもひしらなむ


今はとて
立返りゆく
古里の
ふはの關路に
みやこわするな
いまはとて
たちかへりゆく
ふるさとの
ふはのせきぢに
みやこわするな


ちりぬへき
花見る時は
すかのねの
なかきはる日も
みしかかりけり
ちりぬへき
はなみるときは
すかのねの
なかきはるひも
みしかかりけり


思ふ人
ある方へゆく
わかれちを
惜む心そ
かつはわりなき
おもふひと
あるかたへゆく
わかれちを
をしむこころそ
かつはわりなき


あしまより
見ゆるなからの
はしはしら
昔のあとの
しろへなりけり
あしまより
みゆるなからの
はしはしら
むかしのあとの
しるへなりけり


かり初の
別と思へど
たけぐまの
松に程へむ
ことぞくやしき
かりはつの
わかとおもへど
たけぐまの
まつにほどへむ
ことぞくやしき


君がため
祈りてたてる
から衣
わかれの袖や
手向なるらむ
きみがため
いのりてたてる
からころも
わかれのそでや
たむけなるらむ


命をば
あだなる物と
聞しかど
うき身の爲は
長くぞ有ける
いのちをば
あだなるものと
ききしかど
うきみのためは
ながくぞあける


しぐるれば
色まさりけり
奥山の
紅葉の錦
濡れば濡れなむ
しぐるれば
いろまさりけり
おくやまの
もみぢのにしき
ぬればぬれなむ


夏の夜の
月待つ程は
郭公
我がやどばかり
過ぎがてに鳴け
なつのよの
つきまつほどは
ほととぎす
わがやどばかり
すぎがてになけ


子日して
占つる野邊の
姬小松
引かでや千代の
蔭を待たまし
ねのひして
しめつるのべの
ひめこまつ
ひかでやちよの
かげをまたまし


叢叢の
錦とぞ見る
佐保山の
柞紅葉
切立たぬ間は
むらむらの
にしきとぞみる
さほやまの
ははそのもみぢ
きりたたぬまは


天風
吹飯浦に
居る鶴の
何どか雲居に
歸らざるべき
あまつかぜ
ふけゐのうらに
ゐるたづの
などかくもゐに
かへらざるべき


ほととぎす
かねてし契る
ものならば
なかぬ夜さへは
またれざらまし
ほととぎす
かねてしちぎる
ものならば
なかぬよさへは
またれざらまし


風ふけは
ぬさとちりかふ
紅葉こそ
過行秋の
手向なりけれ
かぜふけは
ぬさとちりかふ
もみぢこそ
すぎゆくあきの
たむけなりけれ


梅か枝に
わきてふらなん
白雪は
春よりさきの
花とみるへく
うめかえに
わきてふらなん
しらゆきは
はるよりさきの
はなとみるへく


さよふけて
今もなかなん
時鳥
別をおしむ
声ときくへく
さよふけて
いまもなかなん
ほととぎす
わかれをおしむ
こゑときくへく


旅ねして
物思ふ程に
秋の夜の
有明の月も
出にけるかな
たびねして
ものおもふほどに
あきのよの
ありあけのつきも
いでにけるかな


われならぬ
人にとくなと
いひ置し
君か下紐
ゆるすなるかな
われならぬ
ひとにとくなと
いひおきし
きみかしたひも
ゆるすなるかな


鶯の
なく音たにせぬ
我宿は
霞そたちて
春と告つる
うぐひすの
なくねたにせぬ
わがやどは
かすみそたちて
はるとつけつる