君こふる
みはおほそらに
あらねとも
月日をおほく
すくしつるかな
きみこふる
みはおほそらに
あらねとも
つきひをおほく
すくしつるかな


榊葉に
ふる白雪は
きえぬめり
神のこゝろも
今やとくらむ
さかきばに
ふるしらゆきは
きえぬめり
かみのこころも
いまやとくらむ


僞に
なりぞしぬべき
月影を
この見るばかり
人にかたらば
いつはりに
なりぞしぬべき
つきかげを
このみるばかり
ひとにかたらば


おほ井川
けふの御幸の
驗にや
千代に一たび
すみ渡るらむ
おほゐかは
けふのみゆきの
しるしにや
ちよにひとたび
すみわたるらむ