足引の
山志た風の
いつのまに
音ふきかへて
秋はきぬらむ
あしびきの
やましたかぜの
いつのまに
おとふきかへて
あきはきぬらむ
У ветра дующий
Под распростёртыми горами
Внезапно
Стал слышен как-то по-иному.
Должно быть, пришла осень.
Примерный перевод

見るまゝに
色變りゆく
久方の
月のかつらの
秋のもみぢ葉
みるままに
いろかはりゆく
ひさかたの
つきのかつらの
あきのもみぢは


白妙の
我衣手を
かたしきて
ひとりや寐なむ
妹を戀ひつゝ
しろたへの
われころもでを
かたしきて
ひとりやねなむ
いもをこひつつ


僞の
言の葉なくば
何をかは
忘らるゝ世の
かたみともせむ
いつはりの
ことのはなくば
なにをかは
わすらるるよの
かたみともせむ


清見潟
雲をばとめぬ
浦風に
つきをぞやどす
浪のせきもり
きよみかた
くもをばとめぬ
うらかぜに
つきをぞやどす
なみのせきもり


漕ぎ出づる
沖つ汐路の
跡の波
立ちかへるべき
程ぞ遙けき
こぎいづる
おきつしほぢの
あとのなみ
たちかへるべき
ほどぞはるけき


富士の嶺の
けたぬ烟も
立たばたて
身の思だに
人し知らずば
ふじのみねの
けたぬけぶりも
たたばたて
みのおもひだに
ひとししらずば


岩が根の
こりしく山の
苔莚
ぬるよもなしと
歎くころかな
いはがねの
こりしくやまの
こけむしろ
ぬるよもなしと
なげくころかな


訪るべき
其あらましに
槇の戸を
頼めぬよはも
さゝで明ぬる
とはるべき
それあらましに
まきのとを
たのめぬよはも
ささであかぬる


九重の
まぢかき宿の
やへざくら
春を重ねて
君ぞ見るべき
ここのへの
まぢかきやどの
やへざくら
はるをかさねて
きみぞみるべき


石上
ふるの中道
いまさらに
ふみ分けがたく
しげる夏ぐさ
いそのかみ
ふるのなかみち
いまさらに
ふみわけがたく
しげるなつぐさ
В Исоноками
На дороге в поле Фуру
Сейчас
Так густо разрослись летние травы,
Что и пройти сложно!
Примерный перевод

今よりは
草葉におきし
白露も
こほれる霜と
結びかへつゝ
いまよりは
くさばにおきし
しらつゆも
こほれるしもと
むすびかへつつ
С сегодняшнего дня
Выпавшая на травы и листья
Белая роса
Замёрзнув, инеем
Становится всё время.
Примерный перевод

しながどり
ゐなのさゝやの
假枕
短き夜はも
臥しうかり鳬
しながどり
ゐなのささやの
かりまくら
みぢかきよはも
ふしうかりけり


待侘びてひ
とり有明の
月影は
別れしよりも
猶うかりけり
まわびてひ
とりああかりの
つきかげは
わかれしよりも
なほうかりけり


年へぬる
ふる河のべに
たつ杉の
いつかは人に
又は逢見む
としへぬる
ふるかはのべに
たつすぎの
いつかはひとに
またはあひみむ


漕ぎいづる
沖つ波まの
海士小舟
恨みし程に
遠ざかりつゝ
こぎいづる
おきつなみまの
あまをぶね
うらみしほどに
とほざかりつつ


幾千世か
鳴きて經ぬらむ
千はやぶる
その神山の
松虫の聲
いくちよか
なきてへぬらむ
ちはやぶる
そのかみやまの
まつむしのこゑ


我身世に
ふりゆく年を
重ねきて
幾春きゝつ
うぐひすの聲
わがみよに
ふりゆくとしを
かさねきて
いくはるききつ
うぐひすのこゑ


徒らに
過ぎ行く物と
思ひ來し
年の何とて
身につもるらむ
いたづらに
すぎゆくものと
おもひこし
としのなにとて
みにつもるらむ


久かたの
月のかゞみと
なる水を
みがくは冬の
氷なりけり
ひさかたの
つきのかがみと
なるみづを
みがくはふゆの
こほりなりけり


天の川
光とゞめず
行く月の
早くもひとに
こひやわたらむ
あまのかは
ひかりとどめず
ゆくつきの
はやくもひとに
こひやわたらむ