出でぬより
氷りて冴ゆる
光かな
月まつ山の
峰のしらゆき
いでぬより
こほりてさゆる
ひかりかな
つきまつやまの
みねのしらゆき


手向け置く
露の言葉の
數々に
神も哀れや
かけてみるらむ
たむけおく
つゆのことのはの
かずかずに
かみもあはれや
かけてみるらむ


徒らに
過ぐるはよその
月日にて
我が身に頼む
夕暮もなし
いたづらに
すぐるはよその
つきひにて
わがみにたのむ
ゆふぐれもなし