戀ひ死なば
われ故とだに
思知れ
さこそつれなき
心なりとも
こひしなば
われゆゑとだに
おもひしれ
さこそつれなき
こころなりとも


絶えにしも
我心ぞと
云做して
人のつらさを
世には洩さじ
たえにしも
われこころぞと
いひなして
ひとのつらさを
よにはもらさじ


現だに
思ふにたがふ
行く末を
みし夢とても
いかゞ頼まむ
うつつだに
おもふにたがふ
ゆくすゑを
みしゆめとても
いかがたのまむ


清見がそ
磯山もとは
暮れそめて
入日のこれる
三保の松原
きよみがそ
いそやまもとは
くれそめて
いりひのこれる
みほのまつはら
На берегу Киёми
У скалистого подножья гор
Темнеет уже,
Заходящего солнца лучи
Освещают лишь сосны в Мио.
Примерный перевод

憂き事を
聞かじとてすむ
山里に
又や厭はむ
峯のまつかぜ
うきことを
きかじとてすむ
やまざとに
またやいとはむ
みねのまつかぜ


萩か花
うつりも行か
秋風の
身にしむ暮に
をしか鳴也
はぎかはな
うつりもゆくか
あきかぜの
みにしむくれに
をしかなくなり


まさるかたの
とたえもさすか
有けりと
稀なる夜半の
情にそしる
まさるかたの
とたえもさすか
あけりと
まれなるよはの
なさけにそしる


さす棹も
及はすなれは
行水に
まかせてくたす
淀の川舟
さすさほも
およはすなれは
ゆくみづに
まかせてくたす
よどのかはふね