なれきつる
曉おきの
鐘のおとも
一夜計りに
なるぞ嬉しき
なれきつる
あかつきおきの
かねのおとも
ひとよばかりに
なるぞうれしき


行くさきの
道も覺えず
高野山
これを別れの
はてと思へば
ゆくさきの
みちもおぼえず
たかのやま
これをわかれの
はてとおもへば


山もとの
遠きあたりは
みえわかて
月にそ白き
うちの川波
やまもとの
とほきあたりは
みえわかて
つきにそしろき
うちのかはなみ