なれて見る
月ぞ知るらむ
年を經て
慰めがたき
あきの心は
なれてみる
つきぞしるらむ
としをへて
なぐさめがたき
あきのこころは


宮城野の
露分け來つる
袖よりも
心にうつる
萩がはなずり
みやぎのの
つゆわけきつる
そでよりも
こころにうつる
はぎがはなずり


よしさらば
唯つれなかれ
時鳥
待つをうき身の
慰めにせむ
よしさらば
ただつれなかれ
ほととぎす
まつをうきみの
なぐさめにせむ