なる神の
音もはるかに
しからきの
外山をめくる
夕立の雲
なるかみの
おともはるかに
しからきの
とやまをめくる
ゆふだちのくも


つたへきて
今もさすかに
濁らぬは
我山川の
なかれなりけり
つたへきて
いまもさすかに
にごらぬは
われやまかはの
なかれなりけり


天の戸の
明るまてとや
うたふらん
霜ふかき夜の
朝倉のこゑ



秋はてし
人めよりまつ
かれそめて
身さへふりぬる
霜の下草
あきはてし
ひとめよりまつ
かれそめて
みさへふりぬる
しものしたくさ


つたへきて
世ゝにかはらぬ
竹のその
身にうきふしを
残さすもかな
つたへきて
よゝにかはらぬ
たけのその
みにうきふしを
のこさすもかな