廿三日、御拜の御ともに、大納言殿・中納言のすけどのなどまゐりて、二間のすのこのもとにたち出で給へるに、餘寒のかぜも猶さえたる、くれ竹に日はてりながら、雪のふりかゝりたるを、中納言のすけどの、文屋のやすひでがいとひけむこそ、おもひよそへらるれ。



「さすがさほどのとしにはあらじとや。」などきこゆれば、辨内侍、



たが身にか
わきていとはん
春の日の
光にあたる
花のしら雪
たがみにか
わきていとはん
はるのひの
ひかりにあたる
はなのしらゆき