辨内侍日記
- #91
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九月八日、までの小路大納言、ひろ御所に夜ばむにしにゆくおとして、さぶらひ給ひしに、きくにつけて、少將内侍、
夜ばむ〔旡イ〕
少將内侍
菊のうへに
おきゐる露も
有るものを
たれ徒らに
ねであかす覽
きくのうへに
おきゐるつゆも
あるものを
たれいたづらに
ねであかすらん
少將内侍
танка
роса
кику
осень
返事、大納言、
九重の
雲のうへふし
袖さえて
まどろむ程の
時のまもなし
ここのへの
くものうへふし
そでさえて
まどろむほどの
ときのまもなし
танка
облако
коконоэ-но
осень
рукав
「雲のうへふし」いとやさしくて、辨の内侍、
Бэн
まどろまぬ
程をきくにぞ
思ひしる
露をかたしく
雲のうへ人
まどろまぬ
ほどをきくにぞ
おもひしる
つゆをかたしく
くものうへひと
Бэн
танка
роса
облако
осень