寳治の百首の歌の中に、寄月戀

藤原隆祐朝臣



更けにける
槇の板戸の
休らひに
月こそ出づれ
人は難面し
ふけにける
まきのいたとの
やすらひに
つきこそいづれ
ひとはつれなし