伏見院花の頃折々に御幸有りて御覽ぜられけるに嵯峨にて詠み侍りける

永福門院右衛門督



眺め殘す
花の梢も
あらし山
風よりさきに
たづねつるかな
ながめのこす
はなのこずゑも
あらしやま
かぜよりさきに
たづねつるかな