寛治七年三月十日法勝寺の花御覽じけるついでに常行堂のまへにて、人々鞠つかうまつりけるに、京極前關白太政大臣鞠を奉るとて、尋ねと聞くに、誘はれぬと奏し侍りける御返し

白川院御歌



山深く
尋ねにはこで
さくら花
なにし心を
あくがらすらむ
やまふかく
たづねにはこで
さくらはな
なにしこころを
あくがらすらむ