後法性寺入道關白、右大臣に侍りける時、よませ侍りける百首の歌の中に、草花を

正三位季經



吹く風の
たよりならでは
花ずゝき
心と人を
招かざりけり
ふくかぜの
たよりならでは
はなずすき
こころとひとを
まねかざりけり