小夜の中山と云ふ所にて鹿の鳴くを聞きて詠める

橘爲仲朝臣



旅寐する
さよの中山
さよなかに
鹿も鳴くなり
妻や戀しき
たびねする
さよのなかやま
さよなかに
しかもなくなり
つまやこひしき