三島の社に奉らむとて平貞時朝臣すゝめ侍りける十首の歌の中に、松雪を

前大納言爲兼



山おろしの
梢の雪を
吹くたびに
一くもりする
松の下かげ
やまおろしの
こずゑのゆきを
ふくたびに
ひとくもりする
まつのしたかげ