風葉和歌集巻第二 春下



左のおほいまうちきみ、かすがにまうでゝ是かれ歌よみ侍けるに花をいざなふと云心を

「うつほ」の中務卿親王


是かれ=これかれ
わが宿に
うつしてし哉
野辺に出て
見れどもあかぬ
花の匂ひを
わがやどに
うつしてしかな
のべにいでて
みれどもあかぬ
はなのにほひを