駿河守國房と車にのりてものにまかりける道にちゝの定季が墓ありとて俄に車よりおり侍りければよめる

源頼俊



垂乳根は
儚くてこそ
やみにしか
こは何處とて
立止るらむ
たらちねは
はかなくてこそ
やみにしか
こはいづことて
たちとまるらむ