選子内親王いつきときこえける時九月の十日あまりに曉ちかうなるまで人々眺むるにきし方行末も斯る夜はあらじなどいひてよみ侍りける

齋院中務



月はよし
烈しき風の
音さへぞ
身に志むばかり
秋は悲しき
つきはよし
はげしきかぜの
おとさへぞ
みにしむばかり
あきはかなしき