圓融院の法皇うせたまひて紫野に御葬送侍りけるに一とせこの所にて子日せさせ給ひし事など思ひ出でゝよみ侍りける

左大將朝光



紫の
雲のかけても
思ひきや
春のかすみに
なしてみむとは
むらさきの
くものかけても
おもひきや
はるのかすみに
なしてみむとは