村上の御時うへにのぼりて侍りけるにうへ御とのごもりにければ歸り下りてよみ侍りける

齋宮女御



隱れぬに
おふる菖蒲の
浮寐して
果てはつれなく
なる心哉
かくれぬに
おふるあやめの
うきねして
はてはつれなく
なるこころかな