寛元四年五節官庁にて侍けるに、午日節会はつる程、有明の月の光くまなく見え侍けれは

後深草院少将内侍



九重に
よをかさねつる
雪のうへの
有明の月を
いつか忘れん
ここのへに
よをかさねつる
ゆきのうへの
ありあけのつきを
いつかわすれん