宝治二年百首歌奉りける時、沢若菜をよみ侍ける

皇太后宮大夫俊成女



誰となく
忍ふむかしの
かたみにも
ふる野の沢に
わかなをそつむ
たれとなく
しのふむかしの
かたみにも
ふるののさはに
わかなをそつむ