阿波の国にまかりて侍けるか、寛喜の比都に帰りのほりて二月はかり、大原の寂円上人の坊にまかりて、詩作り歌読侍けるに

前中納言雅具



月も今
おほろの清水
それなから
面かはりせる
世にもすむ哉
つきもいま
おほろのしみづ
それなから
おもかはりせる
よにもすむかな