已上。



慶安元年六月廿七日、以遍智院二品親王御本書寫。
慶安元年六月廿七日、遍智院二品親王御本をもつて書寫す。


僧正弘賢持參之本也。
僧正弘賢持參の之本なり。


餘傳記略之、抄出之。
餘の傳記はこれを略し、これを抄出す。


權律師深譽
權律師深譽


右本神仙拔萃一卷、以醍醐水本・報恩院本寫之。
右本神仙の拔萃一卷、醍醐水本・報恩院本をもつてこれを寫す。


延寶九年辛酉冬十月
延寶九年辛酉冬十月



右大江匡房本朝神仙傳、以侯爵前田家所藏古寫本傳寫一本再校之了。
右大江匡房の本朝神仙傳、侯爵前田家所藏の古寫本をもつて一本を傳寫しこれを再校し了おはんぬ。