女の子にてうましかりけるを、腰をとらへていたきわたりけるをからうじてうませていとくらきに、あくた紙子のやふれなとしきて、草の上にをきたりける子を
「かれは男か女子か」とおとこにとひける、後の物をそく、夜もふけにければ、
鬼子ともしらず、髮さへいといみじうくろく、頭會もいたうふりまわりければ、あばらなるくらかりに女をば、奧にをし入て男湯をわかひてあひせをり。
はや夜もあけぬ、この子おほきになりて、鬼子母を一口にくひてけり。
Вскоре и ночь прошла, этот ребёнок стал большим, демонёнок мать съел в один присест.
「あ、いたや」といひけれど、鐘なるさはぎにゑきかざりけり。
"Ай, больно", — только и успела сказать, но зазвонил колокол и не смог услышать её.
漸夜も明行にみれば、生し女も子もなし。
Рассвело уже, смотрит — а нет ни дамы той, ни ребёнка.
足すりをして、なけどかひなし。
Затопал ногами, заплакал, а толку то.
おの子か
何ぞと人の
とひしとき
鬼とこたへて
きりなましものを
おのこか
なにぞとひとの
とひしとき
おにとこたへて
きりなましものを
これは二條のもどり橋のもとに、つかまきやにていたりけるを、刀の柄糸目貫などぬすまれて追て出たりけるを、堀川の程にて太郎左衞門すみつほといふ大工、またくらきに出けるに、いみじう追人あるを見つけて、とどめてとり返してけり。