中将としいますかりけるとき、祭の使つとめ給へりけるに、ひさしくかよひ給はざりける女のもとへあふぎてうじてのたまはせたりければ、いといみじうけうらにてうじてたてまつりたりける扇のつまにかきつけてはべりける



ゆゝしとて
いむともいまは
かひもあらじ
うきをばこれに
おもひよせけむ
ゆゆしとて
いむともいまは
かひもあらじ
うきをばこれに
おもひよせけむ