やよひのつごもりに中納言兼輔の京極の家におはしてやり、水のほとりに藤のはなさかりなみければ、あるじのたまへりける



かぎりなき
名におふゝぢの
花なれば
そこひもしらぬ
色のふかさか
かぎりなき
なにおふふぢの
はななれば
そこひもしらぬ
いろのふかさか