この歌を判者大納言經信紅の櫻は詩に作れども歌にはよみたることなむなきと申しければあしたにかの康資王の母の許に遣しける

京極前太政大臣



志ら雲は
立ちへだつれど
紅の
うすはな櫻
こゝろにぞそむ
しらくもは
たちへだつれど
くれなゐの
うすはなさくら
こころにぞそむ