宝治二年、前大きおほいまうちきみの西園寺の家に御幸有て、帰らせ給御をくり物に代々のみかとの御本奉るとて、つゝみ紙に書付侍ける

前太政大臣



つたへきく
ひしりの代ゝの
跡をみて
ふるきをうつす
道ならは南
つたへきく
ひしりのよよの
あとをみて
ふるきをうつす
みちならはなむ