元久二年冬、月あかゝりける夜、和歌所のをのことも伴て大井河にまかりて、河辺寒月といふことを読侍ける

藤原清範



空さゆる
かつらの里の
河上に
ちきりありてや
月もすむらん
そらさゆる
かつらのさとの
かはかみに
ちきりありてや
つきもすむらん