やまふにわつらひけるかすこしをこたりて侍けれは、そのよし人につけたる文を後に見いてて、つねならぬ世のさためなさも今更に思ひしられてよめる

仁和寺二品法親王守覚



まよふへき
やみをはしらて
はかなくも
霧の絶まと
思ひけるかな
まよふへき
やみをはしらて
はかなくも
きりのたまと
おもひけるかな