亀山の仙洞に吉野山の桜をあまたうつしうへ侍しか、花のさけるを見て

太上天皇



春ことに
思ひやられし
三吉野の
花はけふこそ
宿に咲けれ
はることに
おもひやられし
みよしのの
はなはけふこそ
やどにさきけれ