後堀川院かくれ給し時、よをのかれてはるかに年へたゝりてのち、夏歌よみてと人の申けれは、よみてつかはしける

右兵衛督基氏



夏とても
衣はかへし
捨し世の
かたみにきたる
墨染の袖
なつとても
ころもはかへし
すてしよの
かたみにきたる
すみぞめのそで