文永二年八月、をのことも詩をつくりて歌にあはせ侍しに、水郷秋望といふことを

太上天皇



誰をかも
心もうきて
河霧の
空にまつらん
うちの橋姫
たれをかも
こころもうきて
かはきりの
そらにまつらん
うちのはしひめ