正治二年後鳥羽院に百首の歌奉りける時

前大納言隆房



穗に出む
秋をけふより
數へつゝ
五百代小田に
早苗とる也
ほにいでむ
あきをけふより
かぞへつつ
いほしろをだに
さなへとるなり