天暦のみかと四十になりおはしましける時、山しなてらに金泥寿命経四十巻をかき供養したてまつりて、御巻数つるにくはせてすはまにたてたりけり、そのすはまのしき物にあまたのうたあしてにかける中に

かねもり
天暦のみかと四十になりおはしましける時、山しなてらに金泥寿命経四十巻をかき供養したてまつりて、御巻数つるにくはせてすはまにたてたりけり、そのすはまのしき物にあまたのうたあしてにかける中に

かねもり
Канэмори

山しなの
山のいはねに
松をうゑて
ときはかきはに
いのりつるかな
やましなの
やまのいはねに
まつをうゑて
ときはかきはに
いのりつるかな