源氏の物語をかきて奥に書き付けられて侍りける

從一位麗子


[16]
はかもなき
鳥の跡とは
思ふ共
わがすゑ〴〵は
哀とも見よ
はかもなき
とりのあととは
おもふとも
わがすゑずゑは
あはれともみよ