卷第十八 雜歌中



桂の家にてうれふる事侍りける頃月を見てよみ侍りける

權中納言俊忠

Тоситада

眺めつる
心のやみも
はるばかり
かつらの里に
すめる月影
ながめつる
こころのやみも
はるばかり
かつらのさとに
すめるつきかげ