東二條院の半物川浪もの申しける男身まかりにけるが教へ置きけるとてかつらの緒の琵琶をひきけるを聞きて

常磐井入道前太政大臣



なかばなる
月の桂の
面かげを
思ひ出でゝや
かき曇るらむ
なかばなる
つきのかつらの
おもかげを
おもひいでゝや
かきくもるらむ