弘安八年八月十五夜三十首の歌奉りし時、秋風入簾

津守國助



かきほより
荻の繁みを
傳ひ來て
こすの間寒き
秋風ぞ吹く
かきほより
をぎのしげみを
つたひきて
こすのまさむき
あきかぜぞふく