卷第五 秋歌下



弘安元年百首の歌奉りし時

入道前太政大臣



分きてなほ
ひかりを添へて
照る月の
桂の里に
秋風ぞふく
わきてなほ
ひかりをそへて
てるつきの
かつらのさとに
あきかぜぞふく